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内臓脂肪の肥満というのがドミノの始まり

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そして血圧や血糖が上がってまいりますし、脂肪が体にたまりやすくなってくる、脂質異常症が起こってくるという事です。
逆に動脈硬化を防ぐホルモンの分泌が減ってしまうんです。
更に肥大化した脂肪細胞がどんどん太ってきますと、最後ははじけてしまうんです。
そうしますといろんな物質が飛び散ってしまいまして、その事でのホルモンの分泌の乱れが更に進んでしまう事が起こります。
私たちの体の脂肪細胞というのはスリムな状態だとむしろ、いいものを出してくれるのにため込んで太ってきますと、顔つきも変わって悪いものをいっぱい出すという事なんですね。
変わってしまうんですね。
脂肪細胞の中で皮下脂肪と内臓脂肪とありますが、特に内臓脂肪の方が悪いという理由は何でしょうか?
私はこの内臓脂肪というものが食べたものを消化吸収する臓器、つまり腸のそばにあるからだと考えています。
食べたものは小腸で消化吸収されますが、全て血管を通って肝臓に運ばれていきます。
でこの通り道にあるのが実は内臓脂肪な訳です。
たくさんものを食べてしまうと小腸から内臓脂肪の方に、ある反応が伝わっていくと私は考えています。
どんな反応なんでしょうか?
それは炎症というものです。
炎症というのはもともと体が何か有害な刺激を受けた時に、体を守ろうとして赤く腫れたり熱を持ったりとか、かさぶたが出来たりするそういった反応ですね。
その炎症が内臓脂肪と一体どういう関係が考えられますか?
世界中でまだ議論がされているところですが、私は次のような仮説を持っています。
すなわち油っこいものをいっぱい食べてしまいますと、小腸はこれを異物であると勘違いしてしまう訳です。
そう致しますと腸を守ろうとして先ほどの炎症がここで起きます。
小腸の炎症というのは、すぐそばにある内臓脂肪の方に簡単に移っていく訳です。
そう致しますと先ほどのように肥大化した脂肪細胞から、悪玉のホルモンがたくさん分泌されるようになる訳です。
そしてこのホルモンには全身のいろいろな臓器に、飛び火していくという事がありまして、例えば肝臓脳心臓の血管やあるいは腎臓というところに、炎症がどんどん移っていく訳です。
その結果致命的な病気がたくさん一気に起こってきます。
確かにこうしたところで致命的な病気が起こりますと、怖いんですが。
そもそもは内臓脂肪の辺りで起きた、チョロチョロとした炎症くすぶったようなものが、全身に燃え広がっていくようなイメージなんですよね。
ではこのメタボリックドミノでどんな病気になるのかを、確認しましょう。
こちらです。
内臓脂肪の肥満というのがドミノの始まりでしたね。
これが倒れる事でまず高血糖高血圧、脂質異常が起こってきます。