スポンサーリンク

メタボリックドミノという考え方

スポンサーリンク

高血糖高血圧脂質異常、糖尿病動脈硬化慢性腎臓病心筋梗塞、これらは皆一つの流れの中にあります。
その始まりは内臓脂肪による肥満。
この肥満のために私たちの体は次々に病気に襲われ、一気に倒れてしまうのです、これが…、ご専門は高血圧糖尿病腎臓病、そしてメタボリックドミノという考え方を提唱していらっしゃいます。
どうぞ今日もよろしくお願いを致します。
さて昨日もお勉強をしましたが、ドミノの始まりは内臓脂肪の肥満という事でございましたが。
肥満は健康によくないという事は、耳にたこが出来るほど聞かされております。
なぜそもそもよくないんでしょうか?
内臓の脂肪というのはただ単にたまるだけではないんです。
これがどんどん増えていきますと悪い物質を、いろいろ分泌し始めます。
そしてその影響というのが、火が燃え移るように全身に広がっていくんですね。
さあそれではお話を進めていくのにあたりまして、今日もちょっと太めの人にまず登場して頂きましょうか。
昨日も登場しましたこのAさんなんですね。
典型的なケースですが55歳で心筋梗塞を起こしたAさん。
おなかポッコリの内臓脂肪による肥満が、ドミノの始まりだったんです。
おなかポッコリのこうした体形の人はよくいらっしゃるんですが、内臓脂肪の肥満体の中では、どういう状態が起きているという事なんですか?
この部分が胃なんですけれども胃の周りに黄色い脂肪が、たっぷりたまってますね。
おやおやおや…。
ちょっとモヤモヤと見える黄色いものこれ全部脂肪なんですね。
これが内臓脂肪でありましてこの内臓脂肪が、我々の体のいろいろな臓器に悪い影響を及ぼしまして、さまざまな病気が起こってきます。
内臓脂肪がなぜ生活習慣病につながっていくのか、この流れをご説明頂きましょう。
順番にお話ししたいと思いますが。
まず肥満というのは一体どういう状態かという事を、これが我々の体の中にあります…、たくさんカロリーをとってしまうと脂肪分としてため込まれます。
このため込まれていく場所が脂肪細胞なんですね。
右は脂肪細胞がたっぷりと脂肪をため込みまして、肥大化している像を示しています。
随分大きくなっていますね。
これが肥満の正体です。
ホントに大きくなっていますけれど。
全然違いますね。
これはどうしてよくないのですか?
脂肪は単に脂肪をため込むだけの倉庫ではないんですね。
まるで臓器のようにいろいろなホルモンを分泌しています。
減量しまして我々の体がスリムな状態ですと、動脈硬化を防いでくれるホルモンをたくさん分泌しています。
ところが太ってまいりまして、脂肪細胞が先ほど示したように肥大化してまいりますと、いわゆる悪玉のホルモンをたくさん分泌するようになる訳です。