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眼瞼痙攣と眼瞼下垂は全く別の病気

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このまぶたの病気といえば眼瞼下垂という
まぶたが垂れ下がってくるというものもありますよね。
これはまた違うものなんですか?
眼瞼下垂という病気もあります。これは全く別の病気です。
これもやはり眼瞼痙攣と間違えられやすいです。
眼瞼下垂というのは文字どおりまぶたが下がって
目が開けられない状態になる病気なんです。
先天性のものもありますけれども加齢によって
まぶたを開く筋肉が徐々に弱って起こる事が多い訳です。
眼瞼痙攣と眼瞼下垂。これは見分け方はどうですか?
実際には眼瞼下垂の場合にはまぶたが下がってしまうので
おでこの筋肉を使ってまぶたを上げようとするので
眉毛が上がるという特徴があります。
おでこの力で上げようとしているので
まゆげが上がっちゃう訳ですね。それに対して
眼瞼痙攣の場合は目の周りにグッと力を入れて
しかめっ面をするような感じになりますので
眼瞼は下がってしまいます。
だから眉毛が下がっているそういう特徴があります。
これは確かにこの辺りの表情が全く違っておりますね。
さあ眼瞼痙攣治療について伺います。治療法は?
有効な治療法があります。それはボツリヌス療法です。
ボツリヌス療法はボツリヌス菌の毒素をまぶたに注射する治療法です。
ではその治療の様子も見てみましょう。
ボツリヌス菌が作り出す毒素をまぶたの上下に注射し
筋肉をまひさせて症状を改善させる方法です。
治療は大体10分程度で終わります。
これを見ますと針を直接筋肉に刺している訳ですよね。
これ痛そうですね。どうなんですか?痛みは。
特に麻酔はしませんけれども非常に細い針を使いますので
あまり痛みは感じません。
この治療を受けた時の注意点は何かございますか?
注射をしたあとにゴシゴシこすってしまいますと
周りに広がっていってしまいます。この注射は注射をして
浸潤したところに全て回ってしまいますので
まぶたが下がってしまう事があります。
だから注射したあとにゴシゴシこすらないという事ですね。
この治療は効果はかなり出るんですか?
大体80%程度の患者さんに効果があります。
最初に診た患者さんの治療後の様子もありますので
見て頂きましょう。それを見ましょう。
治療前はまぶしさのために非常にまばたきが増えており
目を開け続けている事が難しかったです。
治療から1週間後にはまぶしさが減って自然なまばたきになり
楽に目を開け続けられるようになりました。
随分表情が違いますね。
比較すると非常に表情が柔らかくなっておられるのが
分かると思います。本当によくなられましたですね。
ボツリヌス治療は注射をしてすぐに効果が出るものなんですか?
早ければ大体2~3日。
遅くても1~2週間ぐらいで効果が出てきます。
徐々に効いてくるという注射です。
1回の注射で効果がこちら。
大体3~4か月数か月ほど持続します。
大体年3~4回ほど注射しますけれども
治療を重ねるうちに回数を減らせる方もおられますし
約1~2割ですけれども必要なくなる方もおられます。