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緑内障の治療は目薬による薬物治療が中心

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さてこの緑内障こうした事で診断がつきますと
治療はどういう事になるんでしょうか?
治療は目薬による薬物治療が中心です。
どんなお薬でしょうか?主に使うお薬は
房水の排出を促す事によって眼圧を下げる
プロスタグランジン関連薬です。ただ効果が十分でない場合
そのほかの薬も併用致します。
これは手術をするという事はないんでしょうか?
最近は目薬が大変進歩しておりましたので
どうしても手術をしなければいけないケースは減ってきています。
目薬による治療が基本です。
ではその目薬のさし方ですがどんな注意点がありますか?
お二人はふだんどのように点眼しておられますか?
こういうふうに上を向いてたっぷり薬入れたいですから
2~3滴ポタポタと落としまして
目をパチパチとするとあふれてきますんでね
ティッシュで拭ったりしております。まあ大体そんな感じですね。
お薬行き渡るという感じです。どうですか?
ちょっと残念ですね。どういう点がいけないですか?
じゃあポイントを示します。
ポイントは4つあります。
これは雑菌が目に入らないようにするためです。
薬液にばい菌が入らないようにね。
あら2~3滴たっぷりというのは無駄ですか?流れてしまいます。
それからパチパチしないという事が大事です。
お薬行き渡るんじゃないですか?目からあふれたり
のどに流れてしまうからです。
これは浸透には5分程度かかるといわれています。
薬の浸透のためにという事ですね。
そうしますと2~3滴たらすのは無駄。
パチパチしてはいけません。まつげに触れてはいけません。
しかしここ。皆さんお感じになるんじゃないですか?
5分間も目を閉じている。無理じゃないですか?
理想は5分以上ですけれども
そうはいってもささなくなるのが一番よくないので
2~3分でもよいので目薬をさしたらちょっと目を閉じて
浸透させて頂きたいと思います。
お薬が入ったら目を閉じてじっとしている時間がある事が
お薬の浸透のためには大切だと。複数の目薬を使う時も
1つ点眼したら少し待ってから使う事が大切です。
ただやはり複数の目薬をさすのは大変ですので
最近は2種類の目薬が合わさった配合薬も出ていますので
患者さんの負担はだいぶん減らせるようになっています。
ではこの緑内障になりやすい人というのはいるんでしょうか?
血縁者に緑内障の方がいる方
低体温低血圧冷え性の方は
視神経の循環が悪いリスクが予想されます。
それから中等度以上の近視の方は緑内障になると進行も早く
特に注意が必要です。
こういう方はやはり定期的な眼科の健診が必要ですよね。