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前方除圧固定術はどういう手術?

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それでは3つ目の手術方法です。
前方除圧固定術これはどういう手術方法ですか?
基本的には椎弓形成術後方除圧固定術というところで
手術が行われる事が多いんですがこれでも症状が軽快しない場合
この手術は非常に難易度が高いんですが
前方除圧固定術を選択します。
非常に骨化が大きい場合に行う事が多いです。
手術は実際に前方から。
こちらが前で後ろ側になりますが喉の方から切開を加えまして
正常な骨と椎間板を通って骨化の部分を全部取り除きます。
そうするとこのような状態になりますけれども
ここで脊髄の圧迫が取れているのが分かります。
ここにスペースが空いてしまいますから
ここには患者さんの骨盤から採った骨を移植してあげる。
あるいは人工骨金属のプレートを併用するなど
そういう処置で行います。手術は非常に難易度が高いですが
約3~4時間の手術となります。
これは前伺った手術2つに比べて
前方からの手術という事になる訳ですよね。
圧迫している原因そのものが取り除かれる訳ですよね。
写真を見てみましょう。
ちょっと見にくいですけれども
この患者さんも骨化が非常に大きいですね。
この患者さんに関しては前方除圧固定術を行いまして
実際に骨を切除したのはここの部分で
そこの部分から骨化の部分も一緒に取り除いて
そこのスペースには患者様の骨盤から採った骨を移植してあげて
金属で補強してあげるといった形です。
この病気手術方法を伺いましたが向き合う時の大切なポイントは
どういう事でしょうか?後縦靱帯骨化症は
日常生活で非常に重症な障害を生じる事があります。
早期に適切な診断と治療を受ける事が
後遺症を残さない非常に重要なポイントかと思います。