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頚椎症性脊髄症の症状

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骨棘骨の棘はどんな症状を引き起こしますか?
こちらが首の横断面になりますけれども
こちらが前で後ろ側になります。
ここに椎間板あるいは骨棘ができる骨があります。
後ろ側に脊髄これは脳からつながった本管の部分
非常に重要な神経です。ここから
脊髄の各レベルから出ている神経根といわれる神経があります。
これが腕に達する訳ですけれどもこの圧迫症状によって
さまざまな症状が引き起こされるという事になります。
さてどんな症状を引き起こすかという事ですがこちらです。
具体的には分類がありますね。
一方でもう一つの病態ですが…
あるいは進行すると歩行障害排せつ障害が出るといった
非常に重症化した頚椎症性脊髄症と呼ばれますが
こういう病態になります。伺ったような症状は
時間と共に悪化していくものですか?
頚椎症性脊髄症でも進行する場合は
主に大きく分けて3つの段階をたどって進行します。
第1段階では首や背中の痛み手足の痺れになりますが
次第に指の動きが悪くなる
具体的にはお箸が使いにくいあるいは字が書きにくい
ボタンの留め外しができないといった症状です。
第2段階としましては歩きにくさです。
歩行障害を呈します。具体的には階段を上り下りする時に
脚がガクガクしたり平地でも非常に不安定で
つまずいたりします。第3段階としましては
排せつ障害ですね。
非常に重篤な症状を呈します。
重症化しますとつらい症状ですよね。
それではこの病気ではどんな治療が行われるのか
整理して久田さんからお伝えします。
頚椎症の治療は3つあります。
まずは生活指導ですがこれは首への負担を減らすため
正しい姿勢や首や肩の緊張を和らげる
運動などの指導を行うものです。
そして保存療法。症状を悪化させないよう
器具や薬を使って治療します。
次を見てみましょう。保存療法まず頚椎カラー。
これは症状が強い時に首の回りに巻く器具で
首を安定させるものです。
そしてけん引・温熱療法。
まずけん引は椎間板などの変形の矯正を行うために
専用の機器で首を引っ張るものです。
そして温熱。これは首や肩の周辺を温めて
血行をよくする事で痛みを和らげるものです。
さあ更に薬も使います。これは非ステロイド性消炎鎮痛薬などの
内服薬で痛みを和らげます。
そして内服薬では効果がなく強い痛みを感じる場合には
局所麻酔薬を注射する神経ブロックを行います。
こうした生活指導や保存療法でかなりよくなりますか?
多くの方は症状が改善しますけれども
一部の方は症状が改善しなかったり
重症化する事でその場合は手術を検討する運びになると思います。