首が痛いというのはもちろんの事肩や肩甲骨の辺りが痛い
また手や足などにしびれがあるという場合でも
首に原因がある事も多いんですよね。
しつこい肩凝りも首に原因がある場合があるという話が出ました。
さあ今日は会社員Aさんの例をご紹介したいと思います。
今年の2月Aさんはブラジルに海外出張に出かけました。
遠いですね。地球のほぼ反対側という事で
フライト時間は計25時間という長旅だったんです。
ブラジルに着いた時Aさんは首の後ろと背中に
少し痛みを感じました。でも
狭い機内で同じような姿勢を続けていたため
寝違えたのではないかと思ってそのままにしていたんですね。
日本に帰ってきてから数日たちますと
首と背中の痛みが急に増したので整形外科を受診しました。
そうしましたら頚椎椎間板ヘルニアと診断されたんです。
やはり長時間長く飛行機の中でじっとしておられたのが
きっかけになりましたかね。

今日は頚椎椎間板ヘルニアという病気について伺いますけれども
どういう病気なんでしょうか?まずこちらをご覧下さい。
これは正常な方の頚椎のMRIの…。
横から見た図ですね。
脊髄が非常にきれいに
神経の通り道を走行しているのが分かります。
一方こちらは頚椎椎間板ヘルニアの患者さんの写真です。
骨と骨の間にある椎間板がこのように突出して
脊髄を圧迫しているのがこの状態で分かります。
これを模型でご説明頂きましょう。
こちらをご覧下さい。
こちらは前から見たものですね。
骨が積み木状に重なっております。
骨と骨の間にある模型でいう緑の部分
これが椎間板という組織になります。
この組織はクッションの役割をしています。
頚椎の横断図を示しますけれども
椎間板の真ん中には髄核という組織があります。
髄核は椎間板が傷んで老化現象で潰れたりすると
線維輪というところが破綻して髄核が外側に飛び出す。
結果的に脊髄あるいは神経根が圧迫されて
症状を来すという形になります。
こちらに椎間板の老化加齢によって髄核が飛び出して
圧迫するという流れがございますけれども
これは避けようがないという事なんですかね。
椎間板という組織は体の中の組織で
最も老化が早いという組織の一つです。
分かりやすく言いますと
部屋のクッションに例えて頂くといいのですが
例えば部屋に新しいクッションを買ってきます。
非常に弾力性があって
そういう状態を椎間板に例えると
初期の椎間板は非常に水分に富んでいて弾力性があります。
これが傷ついて傷んできますとその弾力性が無くなっていく。
その結果神経の通り道の方に髄核が飛び出して
症状を来すという形になります。その例え話でいいますと
クッションがへたってしまってぺっちゃんこの状態ですかね。
分かりやすく言うとそういう事になります。