腎臓は塩分を体外に出す働きがある

血液は心臓から全身にこういうふうに送り出されますね。
そして全身を巡る訳ですがその血液から要らなくなった老廃物を取り除き尿にするのが腎臓の大切な役目です。
この時血液中に塩分と水分が増えていた場合にその余分な塩分水分も腎臓は尿として出してくれる訳です。
こうして余分なものを外に出してくれるから体内の塩分量とか血液量が一定に保たれるという重要な働きなんです。
しかしBさんは腎臓の働きが低下ぎみという事でしたよね。
つまりこれがうまくいってないからと考えられますかね。
特に高齢になりますと腎臓の働きが低下して塩分と水分を十分に出せなくなる。
こういう事が考えられます。
その結果血液中に塩分と水分がたまってパンパン型の高血圧になる訳ですね。

やはり高齢になるほど血圧が上がってくる?

一般的にはやっぱり高血圧は年齢が上がると多くなります。
実際60代ではおよそ6割70歳以上では7割の人が高血圧だといわれています。
腎臓の塩分を出す働きが生まれつき少し落ちているという場合もあります。
家族歴はその体質を親から受け継いでいる事を意味します。

パンパン型の高血圧 ほかに特徴は?

血圧は本来活動する日中には上がり休息する夜には下がります。
しかしパンパン型の人は夜も血圧が下がらない事が多いですね。
なぜなら血液の量は昼も夜も変わらず多いからと考えられています。
多い状態が昼も夜も続いたままという事になる訳です。

血圧のカギを握っている腎臓、もう一つの働き

血管を収縮させて血圧を上げるのに重要なホルモンにアンジオテンシンというものがあります。
このアンジオテンシンを増やすのがレニンなんですが実はこのレニンが腎臓から出されている。
こういう事で腎臓はこの方法で血圧をコントロールしている訳ですね。
Bさんを見ますと高血圧でしかも腎臓の働きがやや低下ぎみだという事でしたね。
腎臓の働きが慢性的に低下している状態、これを最近慢性腎臓病と呼びますが慢性腎臓病は高血圧の原因になります。
一方高血圧も慢性腎臓病の原因になりますので悪循環に陥ってしまう訳ですね。
最終的に腎臓の働きが非常に落ちてしまうと透析治療が必要な状態になる場合もあります。
ですがそれとは別に脳卒中や心筋梗塞のリスクが非常に高まるという事もあって極めて重要な訳です。
高血圧はそもそもこのリスクは高いですから。

自分の腎臓の能力

自分の腎臓の能力は血液検査と尿検査で分かります。
血液検査ではクレアチニンという老廃物が多くないかを調べます。
そして尿検査ではたんぱくが出ていないかどうかを調べていきます。