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高血圧対策 肥満改善のポイント3「適正カロリーで減量」

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肥満の人は高血圧だけの治療ではダメ

メタボになりますと糖尿病やあるいは動脈硬化というものが起こりやすくなりますので、放っておきますと最終的には透析になってしまうような慢性腎臓病や腎不全などといった病態が起こりますし、我々の命を脅かすような心筋梗塞心不全あるいは脳卒中というような病気も連鎖的に起こってくるという事です。
ですから肥満で高血圧という人は、単に高血圧だけを治療していてはいけないという事ですね。
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Cさんのケース

Cさんのケースにもう一遍戻りますが、45歳ごろから高血圧の指摘があって10年間55歳まで過ごされて薬がどんどん増える一方で血圧を下げる事は非常に難しいような状況ですね。
45歳と若い時にはたくさん塩分をとりましてもまだまだ腎臓の働きがいいのでうまく体の中で塩分を調節する。
ですからパンパンの要素はそれほど強くない訳なんですね。
ところがこのような状態が10年間続いてまいりまして、どんどん体に塩分が入ってくる中で腎臓の働きが悪くなってきます。
そうしますとパンパン型の要素が非常に強くなってまいりますし、それから先ほどのメタボリックドミノでお示ししましたようにそのほかの病気もたくさん起こってまいりますので更に治療が難しくなってくると思います。

早めの対処が必要

まずはやはり生活習慣を改善するという事です。
肥満の人を対象にして行われたアメリカでの大規模調査によりますと、収縮期血圧…これは高い方の血圧ですが減量致しますとなんと血圧は平均で12.5mmHg低下致します。
運動でも6.5、減塩で5、それから節酒で3mmHgぐらい血圧が下がる事が報告されている訳です。
ですから肥満の人にとって減量するという事が血圧を下げる事においていかに重要であるかという事を示しているかと思います。
どれも効果がありますが減量が一番目立っていますね。

減量 食べる量

適正カロリー量をとっていく事が大切なんですがではその適正カロリー量このように計算していきます。
まず標準体重を出します。
この標準体重に日常生活の活動量に応じて25か30を掛けるんですが、肥満の人は25を掛けます。
すると一日の適正カロリー量が出てきます。
肥満の人が体重を減らしていくために適正なカロリー量というと、減らすためには相当おなかも減らさなければいけないという事になりますね。