股関節の負担を軽減し変形性股関節症の進行を防ぐ

股関節に関わる負担を軽減して、変形性股関節症の進行を防ぐという事です。
床などにしゃがみ込んだり立ち上がる時の動作では、股関節が深く曲がり股関節に大きな負担が加わります。
大変大きく動く訳ですよね。
特に和式スタイルの生活ではしゃがみ込む動作が多いので、洋式のスタイルを取り入れる事が大事です。
生活の場で具体的にどこを見直すかという事ですね。
教えて頂きましょう。
まずキッチンです。
変形性股関節症の患者さんは女性に多く、キッチンの見直しが大切になります。
流し台の下など低い位置に調理器具を収納していると、出し入れの度に股関節に負担がかかります。
使用頻度の高いものは上に置き、立ったまま取れるように見直しをします。
これ思い当たりますね。
こういう所にいろいろなものしまってありますよね。
やはりしゃがまなくてもいい所に置いておいた方がいいですね。
ちょっと工夫したいですね。
そして次ですけれども、こうした現場ですがどういうポイントでしょう？
まず食卓は畳や床に直接座ると、立ち上がりやしゃがみ込みの動作により、股関節に負担がかかります。
「よっこらせ」と立たなければいけませんね。
布団でも起床時の立ち上がりの動作や、布団の上げ下げの時和式トイレもしゃがみ込む事で、股関節に大きな負担がかかります。
これをどう見直していくかという事ですね。
こちらのように食卓はダイニングテーブルに。
特に椅子での生活をお勧めします。
寝る時はベッドを使用し、トイレは洋式に替える事をお勧めします。
洋式のスタイルに替える事で、股関節に大きな負荷をかける事が少なくなります。
確かにこういう生活ですと、しゃがみ込んだり立ち上がったりというのは減りますよね。
そしてもう一つございます。
ソファーが出てまいりました。
これは何かポイントがあるんですか？
洋式の生活でも注意してほしいのはソファーです。
深く沈み込むような軟らかいソファーだと、股関節が深く曲がりすぎて痛みが出たりするため、適切な硬さと高さのものを選ぶ事が大切になります。
ついついふか～っとした方が豪華な感じがするけれども。
ここに負担がかかっているようですね。
気を付けたいですね。
次ですが肥満を解消しましょうと。
このポイントはどういう事でしょう？
これは非常に大事です。
体重が増加すれば重い荷物を持つのと同じで、それだけ股関節に大きな負担がかかります。
肥満のある方は体重コントロールで負担を減らす事をお勧めします。
バランスのよい食事と適切な運動で減量を心掛けて下さい。
さて次適切な靴を選びましょうと。
これはどういう事でしょうか？
日常何気なく歩いているだけでも脚が地面に着地した時に、股関節には大きな負担がかかっています。