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膝軟骨がすり減ってしまう要因

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膝の構造

膝の関節というのは膝の上の部分が太ももの骨(大腿骨)、下の方がすねの骨(脛骨)で出来ています。
そして大腿骨と脛骨の間、それぞれの骨の先端を覆っている部分が軟骨です。
ここには半月板というものもあります。これも軟骨ですが本当に半月のような形をしているんです。
この軟骨や半月板は弾力があって、衝撃を吸収し分散させるクッションの役割を果たしています。
また関節の動きをスムーズにする働きも持っているんです。
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膝の痛みはどのようにして起きてくるのか

ところが膝の関節は歩く、走る、また体重を支えるなど、非常に負担の多いところなんですね。
ですから人によっては年齢とともに、だんだん軟骨がすり減ってしまいます。
本当に無くなるくらいになってしまう事もあるんです。
すると今度は骨と骨が直接当たるようになります。
そうすると骨の変形が起きてきます。
それが変形性膝関節症です。
正常な方の膝関節ですと、脚はまっすぐで関節の隙間が空いています。
変形性膝関節症ですと、全体としてO脚になっていて、関節の内側の隙間が狭くなっていたりします。
こういうO脚になってくると不安定な状態になってくる訳です。
外側の方は隙間がありますが、内側がすり減っている。

軟骨自体は痛まない

実は関節軟骨自体には神経は通っていないので、軟骨は痛まないんです。
それ以外の組織で痛みを感じています。
まず代表的なのはこういう不安定性ですね。
こうなると関節包や滑膜が引き伸ばされて痛いという事。
2番目に軟骨がすり減るとそのかけらによって、関節包の裏打ちをしている滑膜に炎症が起こります。
この炎症も痛みの原因です。
3番目にこのように軟骨が完全にすり減ってしまい、骨が露出します。
実は骨自体には神経があるんです。
骨の神経がこうやって刺激されると、極めて痛いという事になってきます。
骨自体が直接擦れ合ったり当たると非常に痛いです。

軟骨がすり減ってしまう要因は?

まず代表的なものは筋力の低下。
筋力によって関節は安定化していますが、これが衰えてくると関節が不安定になってきます。
更には肥満。
体重の2倍とか3倍という力が普通に歩いているだけで膝にはかかっているんです。
ですから肥満になると軟骨はすり減りやすくなります。
ますます負担がかかってくる。
更には加齢現象。年齢を重ねる。
やはり長い間使っていれば、それだけ摩耗しやすくなります。
更には加齢現象によって軟骨は若干劣化してきて、摩耗しやすい状態になってきます。

怪我が原因で軟骨がすり減ることも

けがも軟骨がすり減りやすい原因になります。
特に半月板が損傷しますと、関節の適合性が悪くなって不安定になって軟骨がすり減ります。
更には前十字じん帯。これは大腿骨と脛骨をつなぎ止めているじん帯です。
これが何らかの原因で切れると、関節自体が前後にぐらつき不安定になり軟骨がすり減る。
不安定になってしまう訳です。
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