高血圧・高齢者・糖尿病・肥満・タバコ

主な5つのリスク 具体的にどんなコントロールをしていくのか

1.まず高血圧の人血圧を上は130下は85未満を目標に。

2.また高齢者の場合は、上が140下は90未満を目標に下げていく事が大切です。

3.そして糖尿病の人ですが、最近1~2か月の血糖の状態を反映するHbA、これが日本の基準ですと6.5未満。これを最近使われ始めた国際基準に直すと6.9未満という事になりますが、これを目標に下げていきます。ただし糖尿病の重症度によっても目標値は違ってきます。

4.そして肥満の方。気になる方多いと思います。BMI(体格指数)22ぐらいにしていく事が大切です。例えば身長170cmなら体重63kgぐらいとなります。

5.そしてタバコを吸っている方、これもよくありませんね。タバコはやめる。禁煙という事が大切です。タバコはもう必ずやめましょうというお話になりますね。

この5つの要素全てに目配りしていく事が大事だということなんです。
動脈硬化あるいは心筋梗塞を起こすリスクはこの他にもありますけれども、やはりこの5つは主要なリスクファクターですから、これらをしっかり総合的に管理する事が必要です。

自分がのんでいる薬を把握する事は極めて大事

脂質異常症あるいは血圧が高い、ちょっと太っている、糖尿病も境界域ですよと言われた、全部当てはまるという方、多いと思うんですけれども、そうすると薬がどんどん増えていきます。
そういういろいろな病気を持っている方、たくさんの薬を服用される方がいらっしゃいますし、また複数の医者にかかっている方、複数のところから薬をもらう方もいらっしゃる。
そういう意味合いではご自分ののんでいる薬をきちっと把握して頂く事は極めて大事だろうと思います。
薬手帳などをきちっと持って頂く事も極めて大事だろうと思います。
もう一つ大事な事は、薬を忘れたり、途中でやめるというような事が特に薬が多い方にはいらっしゃるのではと思います。
特にのむのをやめてしまうというか、忘れやすい薬はやっぱり脂質異常症の薬ですね。
脂質異常症は症状がないだけに薬をやめてしまう確率が高血圧や糖尿病よりも多いんです。
そういう面では脂質異常症の薬もきちっと服用して頂く必要があると思います。
それと薬手帳というのは、どんな薬をのんでいるかがノートに貼ってありますから、それを見ると一目瞭然という事で、実際の薬をお見せする事もよく分かって大事ですよね。
やっぱり常日頃持って歩いている、鞄に入れておくという事が一番大切ですね。

総合的な治療 包括的な管理が重要

コレステロールなどの脂質異常症、コレステロールが高いという事だけで慌てて薬のまなきゃいけないかなと考えがちですが、いろんな危険因子あります。それらを考える事が大事です。
最初に総合的な治療が必要、あるいは包括的な管理が必要という事を強調させて頂きたいと思います。
LDLコレステロールの値の数字だけを見て慌てるのではなくて、他の事も考えなきゃいけないという事を知っていなきゃいけません。
LDLコレステロールの値だけではなく、全てをきちんとコントロールして頂く。包括的な管理が重要だと思います。
しかし健康診断で数字だけを見て慌てるという事はありがちな事なんですけれども、他にどんなリスクを自分が持っているかという事をよく考えていきたいです。