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脂質異常症 高LDLコレステロール血症の薬

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脂質異常症 LDLコレステロールが高い

LDLコレステロールが高いという脂質異常症の場合、まずは食事や運動などでしっかりコントロールしていく事が一番大切です。
まずは生活習慣の見直し。そして必要に応じて薬を使っていく事も欠かせないんですね。
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糖尿病・コレステロール・中性脂肪血圧など総合的にコントロール

デンマークで行われた糖尿病の人の治療の経過を見た研究によると、食事療法や飲み薬など従来の糖尿病治療のみを行った場合、8年が経過したところで治療を続けているにもかかわらず、5割くらいの人が心筋梗塞や脳卒中などを起こしてしまっています。この率は高いですね。
ところが糖尿病だけではなく、コレステロール・中性脂肪血圧などを総合的にコントロールした人は、心筋梗塞や脳卒中などの病気がこの半分程度に抑えられているんです。
さまざまなリスクに同時に対応する事で随分効果があがるんです。

心筋梗塞や狭心症の人は薬で脂質異常症の治療

脂質異常症の治療の根本は生活習慣を改善する事ですが、心筋梗塞や狭心症のリスクが高い人、あるいはそういう病気を既に持っていらっしゃる方は薬を検討する必要がありますね。

脂質異常症の薬 注意するポイント

脂質異常症にもいろいろなタイプがあります。
それぞれのタイプに合わせて、治療あるいは薬の選択をする必要がある訳ですが、例えばLDLコレステロールと中性脂肪が高ければ、2つの薬を併用する場合もあると思います。
また一方でHDLコレステロールが低い場合、この場合は薬は必ずしも十分に開発されていません。
運動をしっかりやって頂く事が大事だろうと思います。

脂質異常症は高血圧・糖尿病・タバコなど総合的に管理する事も重要

動脈硬化は脂質異常症だけで起こる訳ではありません。
高血圧・糖尿病・タバコいろいろな要素がありますので、それらを総合的に管理する事も極めて重要ですね。

高LDLコレステロール血症の薬

まず最初にお話ししなくてはいけないのはスタチンという薬ですね。
この薬は日本で開発されて、今世界中の多くの方が服用されていらっしゃいます。
この薬は肝臓でコレステロールが生成されるのを抑制して、血中のLDLコレステロールを下げていくという効果があります。
血管内超音波を使って心臓の血管を内側から見た図、スタチンを投与する服用される前と6か月後の図を見ると、動脈硬化の面積が6か月の間に小さくなっている事が分かります。
それとともに動脈硬化部分の質も変わっているという事も最近分かっています。
心筋梗塞というのは動脈硬化に亀裂が入って、傷がついて、そこから血栓が出来て血管が詰まる事が分かっていますが、こういう治療をする事によって亀裂が出来にくくなる、動脈硬化が安定化するという事も分かってきている訳です。
スタチンというのはこれだけの効果があるんですね。
LDLコレステロールを下げるだけではなく、こういうように質を直接的に変える作用もあるというふうにも考えられています。