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眼瞼痙攣はドライアイと間違えやすく、症状もなかなか改善しない

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目の病気といいますと
目の中の異常というふうに思いますけれども
実はまぶたに異常が起こる病気もあるんですね。
そんな例を見てみましょう。こちらです。
Bさん52歳の女性です。
1年前から外に出るとまぶしく
目が痛くて開けられないようになりました。
そこで眼科を受診したところドライアイと診断されました。
しかし処方された目薬を使っても痛みは治まらず
外に出た時のまぶしさや目が開けられない状況は
変わりませんでした。そこでほかの眼科も受診しましたが
またドライアイと診断されたんです。
Bさんはどうも納得がいきません。
どういう事が起きているんでしょうね?
実はBさんはまぶたの病気だったんですね。
重症になると目が開けられなくなるので
ものが見えなくなるという事なんですね。
ただ眼科の医師でも症状が似ている事から
ドライアイと間違えやすくなかなか症状が改善しない事も多いんです。
まぶたに異常が起きるって事もあるんですね。

Bさんの目の異常。一体何が起きているんでしょうか?
Bさんは眼瞼痙攣という病気だったんです。
ここに病名が出ましたけれども。眼瞼というのはまぶたの事で
この病気は非常に診断が難しいために
昨年学会としてもガイドラインを作成して
病気の普及に努めているところです。
確かに聞き慣れない病名ではありますが
この病気の方はどれぐらいいらっしゃるんでしょうか?
現在眼瞼痙攣として治療を受けておられる方は
全国で約5万人ぐらいといわれています。
潜在的な患者さんを含めますと
推定患者数は数十万人に上ると考えられています。
中でもまぶたが開かなくなる
現実にはほとんど失明状態と変わらない状態になっている方も。
開けられないために見えないという事なんですよね。
まぶたがけいれんするというと私もピクピクピクとする事が…。
ありますよね。ありますあります。これと関係していますか?
眼瞼痙攣はけいれんという病名が付いているんですけれど
ピクピクするとは関係ありません。
目が開けられないというまぶたの異常なんです。
まぶたがピクピクして心配な方もおられると思いますけれども
これは眼瞼ミオキミアという別の症状で
全然心配する事はありません。
数日から数週間で治ってしまいます。
寝不足であるとか過労で起こりやすいとされています。
細かいピクピクというのはあまり心配する事はない訳ですよね。
では眼瞼痙攣という病気では
まぶたに一体何が起きているんでしょうか?
目の周りには眼輪筋という
目を取り囲むような形で輪のようになった筋肉があります。
この眼輪筋が閉じる事によって目が閉じるんですけれども
この眼輪筋が異常に収縮…異常に縮こまってしまって
目が開かなくなる病気であります。