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後縦靱帯骨化症の症状は4段階

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後縦靱帯骨化症の症状は
一般的には病気の進行とともに4つの段階に分けられます。
まず第1段階ですが手や腕にしびれ・痛み
そして首や背中の痛みなどが起こってきます。
そして第2段階では手や指先の運動障害が起きてきます。
お箸が使いにくくなる文字が書きにくくなる
ボタンの留め外しがぎこちないなど細かい動作がしにくくなります。
そして第3段階は歩行障害です。
特に階段を下りる時に脚がガクガクするなどの
足のしびれやまひが起きてきます。
そして第4段階では排せつ障害が起こります。
この症状のポイントを久田さんからお伝えしましたけれども
これを見ますと昨日おとといとお伝えしてきました
頚椎椎間板へルニア頚椎症よく似た症状ですね。
おっしゃるとおりでこの初期症状
手や腕の痛みしびれ首の痛みこれらの症状で
これらの病気を区別する事は非常に困難になります。
後縦靱帯骨化症の特徴としては進行するとともに
歩行障害排せつ障害などの脊髄の圧迫症状を伴う事が
非常に特徴的になります。
またつまずくというようなちょっとした事で
後縦靱帯骨化症では硬い骨が脊髄に当たって
外傷で重症化しやすいという特徴が挙げられるかと思います。
つまずくあるいは転ぶといった刺激によって
急に悪化するという事が起こりがちな訳ですね。
それではこの病気を診断するにあたって
どんな検査が行われていくんでしょうか?
大きく分けてレントゲンCTMRIとあります。
これは頚椎の横断面になりますけれども
こちらが前で後ろ側です。これは神経の通り道ですね。
骨の骨化してる部分はこの白くなっている部分です。
後ろ側のスペースが非常に狭くなっているのがこれで分かります。
ここが狭くなって圧迫されている訳ですね。
これによって骨化の範囲大きさを判断する事ができます。
一方MRIは骨化してる部分はここの黒い部分になります。
実際の脊髄はどこにあるかといいますと
ここにぺっちゃんこにした状態であります。
これによって脊髄の圧迫の程度を判断する事が可能になります。
これも本来健康であればもっと広くなければいけないんですね。
こうした画像診断によって
後縦靱帯骨化症と診断された場合どんな治療が行われるのか
そのポイントも久田さんからご説明しましょう。
後縦靱帯骨化症の治療は大きく2つあります。
保存療法と手術です。
では保存療法の内容を見ていきましょう。
保存療法はまず
首の回りに巻く器具で首を安定させる頚椎カラー。
そして専用の機器で首を引っ張るけん引療法。
そして血行をよくする温熱療法。
更に痛みを和らげるための薬。
そして麻酔薬などを注射する神経ブロックなどの方法があります。