ある出来事から高血圧の薬をのむのが、心配になってしまったという実際の患者さんのケースで、考えていきたいと思います。
埼玉県の川松陽子さんと妹の折井眞利子さん。
共に高血圧の2人は今年の3月思いがけない経験をしました。
妹の折井さんがその場で倒れてしまい、救急車で運ばれてしまったのです。
薬の効き過ぎによる急激な血圧の低下が原因でした。
この時以来川松さんは、高血圧の薬をのむ事に抵抗を感じています。
川松さんの血圧の治療は現在このようになっています。
川松さんは一日一回カルシウム拮抗薬を使っています。
上の血圧朝は150と高いものの夜の血圧は120~100くらい。
血液検査では典型的なギューッと型である事が分かりました。
これ何だったんでしょうかね?
いわゆる典型的なギューッと型なんですね。
恐らく妹さんも性格が似ていると考えますと、そういったタイプの血圧が高いんではないかと思うんですね。
ですからそういう方ですと血圧の変動が大きいですので、診察室だけの血圧を見て高いという事で、ちょっときつめの薬を出してしまいますと、下がってしまう事があると思いますね。
そういう変動を気にしながらのまないといけないですか?
1日のうち何回か測って頂いてその値を見ながら、実際その方が血圧の薬要るかどうかを考えないと、いけないかと思いますね。
柏原さんどう思われますか?
こういう事起きますと本当にご心配だろうと思うんですが、降圧薬の効き方というのはかなり個人差があります。
体格と年齢によってどの時間帯にどの程度下がるかというのが、異なりますからやっぱり個人個人に合わせた薬の量とか、服用時間まだまだ工夫の余地はあると思います。
それは季節などによっても違ってくるんですか?
やはり夏場は非常に血圧下がるんですね。
冬になる方が高いというのがありますし。
ですから季節の変動という事も考えて、お薬の出し方のみ方というのを考えないといけないと思います。
しかし下がり過ぎるなんてちょっと思わないですけど。
下がってる方がいいっていう気しますけど。
急にあんなに来たらね土橋さんどうなんですか?
特に高齢の方の場合、この方の場合もそうだと思いますけど、食事をしたあととかお風呂に入ったあととか、お酒を飲んだあとこういった時間帯は、結構血圧が思った以上に下がるケースがありえますので、やはりそういった時に血圧がどれぐらい下がっているかを、チェックする必要があるでしょうね。
お酒って飲むと上がるというけどそうじゃなくて下がる?
お酒を飲んだあとは下がります。
それがさめてくると、翌朝は逆に上がるという事がよくいわれていますので、それが危ないという事になります。
そういう事なんですか。
こういう事が妹さんに起きたという事もあって川松さん、薬やめられないだろうかとおっしゃってるんですが。