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膝の治療にヒアルロン酸や医療用麻薬オピオイドなど

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膝が痛い時にヒアルロン酸・・・その効果は?

ヒアルロン酸も治療によく使います。
ヒアルロン酸は関節の中にある関節液というものの成分の一つです。
これを注射で関節の中に注入するという方法ですね。
主に1週間か2週間に1回ですね。それを4~5回やるのを1つのセットとして、治療を行う事が標準的と思います。
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膝の痛みにヒアルロン酸 効果の出る人 出ない人

やはり軟骨の保護作用というところがメインですので、軟骨が残っている人、初期の人に効果が期待できると思います。
ただし軟骨が無くなったような人にも効果がある場合がありますので、一度試してみられるのも一つの方法だと思います。

ヒアルロン酸の副作用

こちらも副作用は頻度は少ないんですが、感染症や関節の中の出血、そういった副作用がありましてこれは注意する必要があります。

運動でも薬でも良くならないなら手術?

やはり手術を考える時期に来ていると思うんですが、最近は今ご紹介した薬以外にも使える薬が出来ています。特にそれは病態に応じて使うんですが。
膝の痛みの中には、膝関節自体というよりも、この神経自体が過敏になってしまっているという病態があるんです。
これで痛みが長引くという事があります。
こういう場合には神経をターゲットにした治療が必要になってきます。
その時に使える薬としましては、抗てんかん薬ですね。
こちらは神経が過敏になったものを抑えるという作用があります。

抗てんかん薬以外の神経に働きかける薬 抗うつ薬

もう一つ代表的なものは抗うつ薬です。
こちらは痛みの神経回路には、そもそもブレーキをかけるような神経回路があるんですね。
このブレーキのききを強くするというような作用が抗うつ薬にあります。
ですからうつ病に出される薬なんですが、うつを改善する効果以外に、痛みを抑制するという作用が期待できます。
こういった名前からすると痛みを抑えるという事とはイメージしにくい薬も、実際には使えるようになってきているという事ですね。

膝の治療に医療用麻薬 オピオイド

最近では更に医療用麻薬を含むオピオイドも膝の治療に使われるんですよね。
オピオイドといわれる薬なんですが、これは従来はがんの痛みに使われていたと思うんですが、最近はがん以外の痛みにも使えるようになっています。
オピオイドは医療用麻薬というものに分類されるものと、麻薬には分類されずに比較的安全に使える薬の2種類があります。
こうした薬も使われるようになってきているという事です。
ほかの薬がどうしても効かない場合、難治性の場合にはこのオピオイドという薬も検討する余地があるのではないかなと思います。

膝の痛みに薬をどう使っていくか

やはり膝の痛みに対する基本的な治療法は運動だと思うんですね。
薬はあくまでも補助的であるべきだと考えています。
痛みで困っているんですが、薬で少し和らげて運動を円滑に行えるようにするという事が基本的な考え方です。
「痛いから運動できない」という訴えはありますが、その痛みを薬で上手に抑えて運動を継続していく。これが大事なんです。
今はいろいろと使える薬も増えていますので、一つの薬で効かない人もいらっしゃると思いますが、別の系統の薬を使うと効く場合もございます。