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ロコモティブシンドロームとは?

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ですから5kgだけ体重を減らして、55kgになりますと歩く時は約15kg、階段上り下りですと35kgの負担が減りますので、少しでも体重を減らしますとひざへの負担は、かなり減ってくるという事が分かっております。
これちょっと覚えておきたいですね。
ではそのほかに生活習慣の面で、注意すべき事というのはありますか?
実は興味深い研究が最近出てきております。
メタボといいますと…、この4つを主に調べてみますと、この横軸がメタボリックシンドロームの構成要素。
これらの数がいくつあるか。
これいくつ持ってるかっていう事ですね。
それから縦軸が変形性ひざ関節症になりやすい、危険が発生しやすさというふうにこのグラフで見ますと、全くメタボの要因がない0個の人を危険が1だとしますと、3個以上このメタボの要因肥満あるいは脂質異常症、高血圧糖尿病持っていますと約10倍近く、変形性ひざ関節症になりやすいという研究が、最近出てきています。
先ほど肥満の事については教えて頂きましたが…、こういった事とひざの問題とは、一体何で関係しているのでしょうか?
実ははっきりとした事が分かっておりません。
この研究ではメタボと、メタボの原因である主に動脈硬化に着眼しまして、ひざの痛みとどういう関係があるかという事を、更に研究を続けておられます。
しかしどうやら生活習慣ともひざの痛みは、関係ありそうだという事が分かってきましたけれども。
悪化させないためには、どういう事を考えていけばいいのでしょうか?
ひざの痛みには悪循環という考え方がありまして。
軽い小さな痛みが発生しますと、ひざを動かし過ぎたのではないかと考えまして、ひざが動かなくなる歩かなくなったりします。
大事にしちゃう訳ですね。
そうしますと、体重がますます増えてきて筋力の低下も起こってきます。
そうしますとまた動こうとすると、痛みが常に起こってくるというような事が起こります。
介護が必要となったり最悪の場合は、寝たきりになるという考え方がございます。
日本整形外科学会ではこういうふうに痛みの悪循環で、動かなくなるとよくないという事で、早期の段階軽い痛みの時になんとか対処をしていくという、必要性を訴えております。
ロコモティブシンドロームと呼んでおります。
ロコモと聞くのはこれの事なんですね。
こうした悪循環をなんとか断ち切りたいですけれども。
どうしたらいいんでしょうか?
最初にありましたようにまだひざに軽い違和感…、初期の段階でそういうような状況の時に、ウオーキングなどの運動あるいは肥満の改善、日常生活の改善そういう事をしますと、症状が改善する事がほとんどです。