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気管支喘息の症状が悪化しやすい体内リズム

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そしてこれをゆっくり吸う事により、少し吸入のタイミングがずれても、確実に肺の中に薬物を送り込む事ができます。
その中に充満しているものを慌てずに吸い込めばいい訳ですね。
そうすると上手に吸えますね。
やはりこういった薬はきちんと吸って気道まで届かせないと、治療効果がないという事ですよね。
吸入ステロイド薬がうまく吸えない方は症状が悪化する事があります。
適切な治療をするために医師や薬剤師の指導の下、正しく使う事が重要です。
こうした薬は原則毎日使うものだと教えて頂きましたが、頻繁に使いますと副作用が出てくるのではないかと、気になりますがいかがですか?
しかし数回のうがいで薬物は洗い流す事ができます。
例えば歯磨き前に吸入して頂くと、うがいで洗い流す事ができるのでそれほど心配する事はありません。
口の中についたものは流れるという事ですね。
更に全身の副作用が心配な方も多いと思いますが、吸入ステロイド薬で使われているステロイド薬は、全身に吸収されないタイプですので、その辺はあまり心配されなくてもよろしいです。
全身に吸い込まれるものではない訳ですね。
それでは発作を予防する薬を毎日使っていく。
それでもうまくコントロールできない場合はどうするんでしょうか?
日頃の薬で自己管理するのが大前提なのですけれども、万が一発作が強く出た場合は発作を抑える薬を使います。
通常医師は万が一の時に備えて発作を抑える薬を処方しています。
例えば短時間で作用する吸入の気管支拡張薬や、強力に炎症を抑える経口ステロイド薬などです。
しかしこれらの薬を使ってもよくならない場合は、すぐに医療機関を受診して下さい。
いざという時のためにこういう薬を持っている。
使ってもうまくいかない時は医療機関の受診という事ですね。
さて吸入ステロイド薬以外の薬を使う時のポイントございますか?
時間治療という体内リズムに合わせて行う治療法が注目されています。
気管支喘息は深夜から早朝にかけて、症状が悪化しやすい体内リズムがあります。
実は健康な人も深夜から早朝にかけて、気道が狭くなったり気道の炎症を抑える作用が弱くなったりする、体内リズムがあります。
人間の体のリズムにもともと、発作が起こりやすい状態になる時間帯があるんですね。
いくつかの要因が加わって喘息患者さんは、そのような時間帯に症状が悪化しやすい訳です。
そのような時間帯に薬物の濃度を上昇させるように、計算されて作られた薬を使います。
これを時間治療と呼んでいます。
そして喘息治療の現場でも使用されております。
うまくタイミングを合わせて薬の濃度が上がっていく訳ですね。