この病気は放っておきますと、発作を起こした時に呼吸困難で亡くなる事もあるんですよね。
2011年にはおよそ2,000人が、気管支喘息で亡くなっています。
明らかな傾向がありますね。
ご高齢の方にこういった危険が多いという事ですね。
でも薬を適切に使うとともに日常生活でも注意をする事で、発作を起こさない事も可能になってきています。
上手にコントロールどういうふうにするんでしょうね?
今のグラフで見ましたけれども、気管支喘息で亡くなる方も大勢いらっしゃる。
十分注意しなければいけませんね。
はい。
ただ実際のところ、喘息患者さんの中にはつらいはずの激しいせきや、呼吸困難といった症状に慣れてしまい、発作が起きて初めて対処する人も少なくありません。
しかしその対処は重大な結果を招きかねません。
気管支喘息治療のゴールは、発作をいかに軽く抑えるかという事ではありません。
発作を上手にコントロールして、発作を起こさないようにする事を意識して頂きたいと思います。
発作を軽く抑えていくのでは、不十分だという理由はどういう事ですか?
気管支喘息の特徴の一つに気道の慢性炎症があります。
適切な治療をしなければどんどん症状が進んで、発作が起きやすい体質になってしまうからです。
それではお話を進めるにあたって喘息はどういうメカニズムで、起こるのかという事を押さえておきましょう久田さん。
ではこちらの模型で見てみましょう。
ここが肺そして気管支細かく枝分かれしています。
私たちが呼吸をしますと空気がこの中を通っていくんですね。
この中の空気の通り道を気道といいます。
気管支喘息では気道が炎症を起こして、狭くなっているんですね。
気道の模型をこちらで見てみましょう。
まず健康な人の場合です。
気道には空気が通る十分なスペースがあります。
発作がなくても常に気道を取り囲む筋肉が収縮して、ギュッと締まったような状態になっているんですね。
またピンク色の粘膜の部分。
炎症を起こして厚くなってしまっています。
また炎症によって緑色のたんが出て、更に空気の通り道が狭くなってしまっています。
このような状態が常にあります。
ここに発作が起きますと気道の炎症が強くなって、更に粘膜が厚みを増してしまうんですね。
そしてたんも増えるという事で気道が一層狭くなってしまいます。
気管支喘息の主な発作の症状を見ていきましょう。
まずこちら激しいせきです。
激しいせきとともにたんが出たり、逆にたんを伴わない空せきが出る事もあります。
また空気の通り道が狭いために、酸素が不足して息切れが起きます。
そうしますと動悸がしたり呼吸困難になったりします。
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