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自殺に至る精神疾患の中で最も多いのはうつ病

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Unhappyという文字を合図に、被験者は悲しい気持ちを想像します。
同時に脳の活動の様子がグラフで示される仕組みです。
グラフが表しているのは、脳の扁桃体という部分の活動。
ここは人間の感情を、制御する部分だと考えられています。
被験者が悲しい気持ちを思い起こすと、扁桃体の活動が活発になります。
その活動をグラフで見る事により、被験者が自分でどれだけ、悲しい思いをしているかを、客観的に認識できます。
こうしたトレーニングは、自分で感情をコントロールする事につながります。
松田さんはこの方法はうつ病の治療にも、役立つのではないかと考えています。
考え方の癖みたいなのは…。
でも自分でどの程度、感情が動いてるのかを知るというのは、先生治療の上ですごく役立つんですかね?
将来的にはこういうものが役立つ可能性が大きいですね。
MRIという大きな病院にはある機械ですけど、それを使ってfMRIという、脳の働きを見るという検査なんですけれども、それを更にリアルタイムで自分の前に画像を出すという事で、それによってそれを変化させる。
これは昔バイオフィードバックというような、精神科領域の治療で使ってたものがありますけど、自分にフィードバックをかける。
心身のバランスをとる。
それを更にハイテクを使った現代型のバイオフィードバック的な要素。
それによって認知を、変えていくような事を目指すという事で、これからの方法といえますね。
前向きに考えられるような訓練ができるといいですよね。
私ここまで悲しいんだとか思った時に、ヒュッと戻せる何か要因が自分の中で…。
自分なりの薬が出来ればいいですね。
今日はうつ病についてのご相談にお答えしてるんですが、今度はこちらにまいりましょうね。
まずこのご相談に入る前に、河西さんに自殺というのが生じてしまうプロセスについて、自殺が生じるプロセスというのはこのように考えられています。
こちらにありますように、人が自殺に傾いていくきっかけとか経緯というのは、孤独失業病気死別など、いろいろな危険因子といわれてるものが関与して、そういうふうになっていく訳ですけれども、ここの左の所のきっかけとか経緯というのは、人それぞれ本当に多様です。
しかしこういう事でもってストレスが過剰になって、そういう状態がずっと続きますと、多くの人が精神疾患というものにからめ捕られていくように、病気になってしまいます。
そしてそういう状態が続くと、自殺が生じやすくなってしまう。
自殺に至る精神疾患の中で最も多いのは、うつ病という事が知られています。