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うつ病で自殺

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同じようにこういった生きがい作り
趣味のような事でありますけれども
これも趣味を持つ事によってご本人の好奇心を広げていく。
そしてほかの人とのつながりを作るという事が大事だと思います。
そういう中では新たに何かをやるというのはなかなか難しい。
しかしご本人がもともとお好きだった事
それをまた取り組む事とか
あるいはやりたかったけどできなかった事
それをチャレンジしていく。
そういった事はある程度できるようになれば
楽しめるようになればご本人のうつは
よくなっていると考えてもいいと思いますね。
こういった場に出ていけば会話もね弾みますもんね。
お仲間も出来ますもんね。
ところでちょっと気になるというか
一番気になる事でございますが冒頭に出てきたCさんですが
気になる事を口にしていらっしゃいましたね。
生きていても楽しくないんだと。
うつでは自殺に結び付くという事が
懸念されると伺っておりますがどうでしょうね?
そうですね。Cさんのように
こういった「生きていても楽しくない」と
おっしゃるような方には注意が必要ですね。
そして日本では警察庁の統計でも
もう14年連続で自殺される方が3万人を超えています。
そしてその多くは高齢者でありますし
また7割が男性3割が女性という事です。
その背景にはうつ病が関与している事が多い。
従って団塊世代の特に男性のうつ病は
どうしても受診率もまだ低いという事がありますので
そういった事に対しては慎重な取り組みが必要だと思います。
自殺というのは是非防がなければいけない訳ですけれども
どんな兆候に注意が必要なんでしょうか?
例えばこういったような事が挙げられます。
1つはそれまで生活をしていた中で
自分の身辺を整理するというような事。
物品や金銭そういったものを整理する。
あるいは非常に思いつめたかたくなな表情をしたり
態度をとったりあるいは発言をするといった事。
あるいはこの事と少し対極にあるように見えますけれども
すごくなげやりな「もういいんだ」というような発言をする。
こういったような事があったらかなり要注意ですので
お一人にはなるべくしないで精神科あるいは心療内科を
受診して頂くのを勧めるという事があろうかと思います。
具体的にはどういう対処をしていらっしゃるんですか?
診察室や何かで。そうですね
これらの状況がある時に我々もうつ病の方に対して
自殺念慮死にたいという気持ちをむしろストレートに聞く事が多いです。
つまりこういう方たちは
ほとんどが何らかの理由を持っていますので
その事を是非話して頂く。
そして蓋をするような事でなくタブー視する事なく
聞くという事があります。
その上でご本人の特徴を捉えて
医師とも約束をする。
ご家族とも死なないと約束をして頂く事があると思います。
団塊世代のうつの対策いろいろ伺ってまいりましたけれども
やはりこういう事がこの世代起こりがちなんだという事を
よく知った上で対応していかなければいけませんね。
そうですね。そういうふうに思います。
この世代元気になって頂かないと日本の明日はないと。
心身ともに健康に過ごして頂きたいと思います。