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血管性うつ病の対応策

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こうした血管性うつ病の対応策としては
どんな事を考えればいいんですか?
そうですね。血管性うつ病の背景には
脳の動脈硬化というのがあると考えられます。
従って特別な事ではないんですが
適度な運動とかあるいはバランスのとれた食事。
そういったものによって動脈硬化を予防したり
あるいは軽くしていく。
更に糖尿病・高血圧・脂質異常症といったような体の病気。
それに対して適切な対処をする。
こういった事で心と体とは関係が深いのだと
そういう事を理解していく事だと思います。
確かにこうした病気は
団塊世代は併せ持ってる事が多いですからね。そうですね。
同時に対応していかなければいけないでしょうね。
それではCさんの再発の背景にある
2つ目になりますが喪失体験が多いという
これをご説明下さい。
Cさんの場合には最初にうつ病になられた時に
ご主人を亡くしたり
独り暮らしを始めたという事があります。
そして再発の際には長年の友人を失うという
これが大きなストレスとして体験しています。
この年代に多い喪失体験っていくつかあるんですよね。
そうですね。実は喪失体験自体は
どの年代でも起こりうるものです。
しかしこのCさんの場合を見ても
こういった大切な方を失うという事以外に
健康とかあるいは若さを失うとか
あるいは退職や転居によって
社会的役割やつながりを失うという事。
こういったものもこの年代の喪失体験としては
非常に特徴的であります。
そうですね。しかしこうした事
世代的にもう避け難い事だなという
印象もあるんですけれども
しかしうつ病を再発させないためにという事を考える時に
どういう事に留意していけばよいのでしょうか?
まずこれらの喪失体験が
うつ病の再発にもつながっていると考えられますので
それに対する自分の気持ちの持ち方
それを前回は認知療法という事を言いましたけれども
そのような工夫を本人なりに合った
自分に合った少し前向きな考え方の工夫をしていく事。
これはとても重要だと思いますね。
喪失体験そのものを自分でコントロールはできませんからね。
それ自体を減らす事はなかなか難しい。
考え方の工夫をしていく。はい。
そして接し方となります。
これは周りの方の事でございましょうか?
そうですね。これは周りの方があくまでもご本人にとって
ストレスを減らしていける方向で接していくという事が
挙げられますね。