うつ病の再発
およそ15人に1人が
一生の間に1度はうつになるというんですが
その後うつ病に再びなってしまう人の割合
再発率はおよそ5割なんですね。高いですね。
半分もの方が再発に悩んでいます。
そこできょうのテーマはこちら。
再発を防ぐためのポイントについてお伝えしていきます。

しかしちょっと驚く数字ですがうつ病はなんと
再発率が5割と大変高いですね。そうですね。
それも少なくともそのぐらいといっていいかと思います。
うつ病というのは再発すればするほど
また再発する割合が高い病気です。
更に再発を繰り返すと
どうしても元の完全な状態には戻れないという事もあるので
その意味ではいかに再発を防ぐかというのが
とても重要なポイントになります。
それでは再発してしまった典型的なケースを
久田さんからご紹介しましょう。
はい。68歳の女性Cさんの例で見てみましょう。
Cさんは2年前に夫が亡くなり
独り暮らしになってからうつ病になりました。
この時は早めに薬による治療を行った事もあり
半年ほどで治りました。
しかしうつ病から回復したあと30年来の友人を亡くします。
するとCさんは家に引きこもるようになり
近所の人たちや別居している子どもたちとも
話をする機会が減ってしまいました。
台所には汚れたお皿がたまり家の中は散らかり放題です。
心配した息子が訪ねてきて
家に籠もってばかりいないで外に出るように言いますが
「やる気が出ない」「生きていても楽しくない」と
Cさんは答えます。
このCさんは診察の結果うつ病が再発していました。
また脳のMRI検査で
小さな脳梗塞がいくつか見つかったんです。
今見ましたCさんのケース。
再発の背景にはどんな事が考えられるんでしょうか?
そうですね。Cさんの場合には特徴的であったのはこの2つ。
ではこの脳の血管のつまり。これをご説明下さい。
そうですね。Cさんの場合には脳のMRI検査で
小さな脳梗塞がいくつか見つかっています。
はっきりした脳梗塞の発作というのがなくても
このような小さな脳梗塞が見つかる事というのは
この年代ではまれな事ではありません。
Cさんの場合にはもともとお元気でいらした。
それがこの世代になってうつ病になるという背景に
この小さな脳梗塞がある事によって
脳の血流が落ちてストレスに対する抵抗性が
落ちてしまったのではないか。そういうふうに考えられます。
それを血管性うつ病と
こういう特別な呼び方を最近ではよくしています。