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うつ病で使う薬の中心は抗うつ薬

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団塊世代のうつ病対策
団塊世代というのは60~70代にかけての世代ですが
ほかの病気でうつと似た症状が出る事もあるため
うつ病なのかそのほかの病気なのかの
見分けが難しいというお話でした。
きょうはうつ病の治療についてです。
治療も団塊世代特有の難しさがあるんです。
こちらをご覧下さい。
Bさんは67歳の女性です。
今は夫と2人暮らしです。
年を重ねるごとに体力が衰え外に出かける事も憂鬱に感じ
家に閉じ籠もりがちです。
そのため近頃は友人と会う事も少なくなっています。
また3年前に心筋梗塞を患ったBさん。
その後ワルファリンという薬をのみ始めました。
家に閉じ籠もるBさんを心配し
夫は精神科に連れていこうとしました。
しかしBさんは「精神科には行きたくない」と言い張ります。
その後なんとか受診したBさん。うつ病と診断されたんです。
Bさんは67歳。
まさに団塊世代のうつ病ですね。そうですね。
このような場合うつ病の治療どうしていけばよいのでしょうか。

団塊世代のうつ病を話題にしておりますが
この世代はほかの世代に比べて
やはり治療に何か困難な点があるのでしょうか?
そうですね。
まずこの団塊世代の治療の特徴という事以前に
うつ病全般の治療という事があります。
うつ病の場合には世代を問わずに
まず抗うつ薬を中心として
安定剤や睡眠薬等も含めて薬物療法。
もう一つはいわゆるカウンセリングというような精神療法。
もう一つは休養を中心とした
さまざまなストレスに対するような環境作りという事で
この3つが
大きな3本柱といっていいかと思います。
1つずつ順に伺ってまいりましょう。
まずお薬を使う薬物療法ご説明頂けますか?
うつ病で使う薬の中心は抗うつ薬という事になります。
抗うつ薬にはいろいろな種類がありますが大きく分けて
この3つのジャンルがあるといっていいと思います。
1つはSSRI。
うつ病はセロトニンという脳の中の神経伝達物質の調節が
必要になる病気ですけれども
相対的にセロトニンを増やすタイプの薬です。
こちらのSNRIは同様に
セロトニンだけでなくノルアドレナリンという
もう一つの神経伝達物質を調整するという事があります。
これらは比較的新しく出てきた薬ですが副作用が少ないので
今日第1選択薬として用いられる事が多いといえます。