この方にもう一日逆に、こういう検査をつけさせて頂いて今度は主食を食べない。
つまりおかずだけ食べると、血糖があまり上昇しない。
割とフラット。
ですからこういう事からやはり糖質を制限すると、血糖は確かに上昇しない事が分かってきて、今盛んに糖質をどれほど制限するかという事が、話題になっている訳ですね。
この結果を伺いますと、私どもの受ける印象としては主食は控えめにして、おかずばかり多めにとった方がいいのではないかと思いますが、これはどうなんですか?
それはむやみにやって頂いては困る訳ですね。
どういう事かというと食事療法はカロリー全体もありますし、人間に必要なカロリーと人間に必要なバランス、いろんな食事の内容があります。
そこをきちっととって頂く必要があります。
先ほど申し上げたとおりこのようなグラフが望ましいと。
炭水化物をもし減らしてしまいますと、当然たんぱくを増やすあるいは脂質を大幅に増やす。
そうしますと動脈硬化を進行させる可能性。
腎臓が悪い方にはたんぱくを多くとる事は負担になる。
そのような事が懸念されてますので、むやみにやる事は避けて頂きたいと思います。
どのような場合に糖質制限食が選択されるのですか?
一概に申し上げるのは人によって違うので難しいのですが、食品交換表にも書かれているんですけれども、糖尿病の食事療法というのは患者さんの年齢であるとか、糖尿病にどれくらい長くかかっているとか、肥満度であるとか病状であるとかあるいは合併症、腎臓が悪くないかとか動脈硬化が進んでないか、そのようなものを考えに入れて個々の患者さんに指示します。
やはり今申し上げたとおり、食事の中の糖質をむやみに減らす事は、ある時は危険もある事を是非覚えておいて頂きたいです。
食事療法のお話を頂戴しておりますけれども、糖尿病の治療においては薬の適切な使用そして食事療法。
これは車の両輪だというふうに伺っております。
治療中でも食事療法の大事さって同じなんですね。
全く同じだと思います。
薬を内服するあるいは注射をするというと、もう食事はいいんじゃないかと思われる方がいらっしゃいます。
それは全くの間違いでありまして、薬を用いれば用いるほど、食事をきちっと守らないと効果も上がらない。
あるいは低血糖などの危険も出てくる事がありますから、食事療法つまり患者さんのさじ加減と、薬物療法つまり医師のさじ加減。
車のまさに両輪であります。
このかみ合わせは極めて大事。
しかもそれを長く続けて頂く事が大事だと思うんですね。
ですがなかなか症状がない糖尿病の方の場合は、自覚できないので血糖を測るとかさまざまな事をやって、モチベーションをキープして継続して頂く。
これが一番大事だと思います。
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