スポンサーリンク

直径2ミリの血管をつなぐ技術

スポンサーリンク

しかしこうした血管を使ってバイパスを作る、心臓を触る訳ですから心臓はいつも動いてますよね?
動いたままの手術という事になるんですか?
技術が要りますが動いたままのバイパスが、今我が国では約7割行われています。
バイパス手術の特徴は病気のところを触りません。
健康な冠動脈に体から持ってきたグラフトをつなぐ。
2か所つなぐ。
あるいは右の内胸動脈を後ろの冠動脈につなぎ、左の内胸動脈を前の冠動脈につないで、その間ここだけを止めてふん合します。
2ミリの直径の血管をつなぐ技術が要求されます。
そういう事をする事で動いたままの手術が行われる。
人工心肺という言葉を聞いた事がありますが、かなり前に行われていたという理解でよろしいんですか?
50年ほど前から行われているのは心臓を止めて、人工心肺を用いて手術をします。
先ほどの人工心肺を用いない場合は、血液も薄まりませんし自分の心臓が動いたままですので、負担は少なく高齢者の人にも用いられる。
そのために7割が今我が国で行われているという。
7割が心臓を動かしたままの手術という事で、随分増えてきたんですね。
バイパス手術を教えて頂きましたがもう一つ治療法がありましたね。
今こちらの話が終わりました。
こちらです。
カテーテル治療。
どのようなものですか?
カテーテルを持ってまいりましたが。
このような非常に細いカテーテルという管で。
これが血管の中に入っていく?
入っていきますね。
こういうステントというのを上にかぶせて届けます。
その網筒状の網ですね。
絵でお示ししますが。
狭かったところにこのカテーテルとステントを届けて、風船をバルーンを膨らませますね。
膨らんだ訳ですね。
そうすると正常の部分と同じ太さが確保されて、血流はスムーズに流れるという事になります。
この金属は置いたままになさる訳ですね?
しかし金属が血管の中に置かれたままになっている。
これ大丈夫なんですか?
後で問題起きてこないんですか?
大変重要な質問ですね。
おっしゃるとおりの問題で。
まずは留置直後に網目に、血栓が出来ないようにする治療が大変重要です。
抗血小板剤というお薬を服用して頂きます。
それから長期にわたってもこういう部分から、細胞が増殖して狭くならないように、注意が必要でそのために、薬が溶けだす塗り付けたステントが出来ました。
ここから薬が溶けだしてくるという事ですね。
それによって随分成績はよくなりました。
以前は3回4回とステント療法が必要になった人がいますが、今のステントの改良によって減りました。