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冠動脈に血流を再開させる治療

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こうしたサインを感じましたら、直ちにしなければいけない事はどういう事でしょうか?
心筋梗塞は模型で説明したとおり心臓の筋肉がえ死しますので、直ちに救急車で病院に向かって下さい。
それで冠動脈に血流を再開させる治療を行う必要があります。
これも大急ぎですね。
そのとおりですね。
一方狭心症の方は痛みが治まりますので、治まったから大丈夫と言わずに治まった状態でも、循環器内科に受診して頂く。
そこでの診断を正確につけて頂く事が大事と思います。
状態によってはお薬の治療が始まる事になりますか?
病気が進んでいる状態であれば模型の状態がもっと狭くなると、手術になるという事になります。
こちらも手術になるケースもあるという事ですね。
それでは今日手術について伺ってまいりますが、その方法治療方法どんなものがございますでしょう?
ここに掲げました2つの方法があります。
先ほど模型でも見ましたけれども冠動脈が狭くなるというのを、今度は実際の映像で見てみましょう。
では検査の映像をお示しします。
これは左の冠動脈ですが、ご覧頂きますとここに狭くなってるところが、この間とこの間の根元にあると思います。
ここにもあります。
ここにもあります。
このように複数の狭いところがあるのが典型的な症状ですが、1か所だけの人もたくさんいらっしゃいます。
これで見るとホントに狭いなとはっきり分かりますね。
それではそれぞれの治療法詳しく伺ってまいりますが。
バイパス手術とカテーテル治療があるという事でございました。
どちらの件数が今多いですか?
バイパス手術は年間約1万5,000件我が国で行われています。
カテーテル治療はそれの10倍。
10万件を超える件数がございます。
こちら非常に多い訳ですね。
ではまずこちらを詳しく教えて頂きます。
またここの枝分かれの根元に病気がありますので、心臓全体に血液が不足しています。
そこを回避して、新たなバイパスをつける。
前にもバイパスをつける。
後ろにもバイパスをつける。
ここには3本バイパスした絵をお示ししました。
新たな血管をつける。
その血管というのは?
ご自分の体から持ってこなければなりません。
冠動脈は2ミリ程度ですので直径2ミリに見合った、内胸動脈特に左の内胸動脈が一番心臓に近くて、大変重要なバイパスというグラフトとなります。
昔は大伏在静脈が多く用いられておりました。
そのバイパスに使う血管の事をグラフトと名前で呼ぶ訳ですね。
しかしこうした血管を使うとご説明頂きましたけれども。
体の中の血管でございましょう?
必要な血管なんじゃないですか?
持ち出してきていいんですか?
必要な血管ではありますが、心臓の方が重要という場合には、それぞれの血管の領域にはう回路がありまして、そこから補われておりますので用いて大丈夫という事になります。