心臓や血管の病気についてどんな手術が行われるかを、しっかり身につけたいという事ですよね。
これはやはり何と言っても怖い病気というイメージがありますね。
厚生労働省の調べでは、死亡原因の第2位に心臓病があります。
全国でおよそ81万人の心臓病の患者さんがおられまして、その中で19万人がお亡くなりになっています。
その多くは狭心症と心筋梗塞この病気であります。
狭心症心筋梗塞。
心臓で何が起こっているかという事ですね。
教えて頂きましょう。
こちらに大きな模型があります。
大きな心臓が出てきました。
これでご説明頂きます。
これが心臓の模型で、この白いのが心臓の筋肉心筋です。
心筋にも血液が多く冠動脈が左右にあります。
心臓が収縮して全身にも送りますが、この冠動脈で自分自らに血液を送っています。
大事な血管が冠動脈です。
この中にこの人は動脈硬化がありまして、こういう狭くなった状態になります。
これはアテロームというコレステロールのようなものが、固まって出来たものですが。
ここが狭くなりますと、血流が少なくなりますのでこの部分に血液が不足して、狭心症が発生します。
このアテロームの膜が破けますとはじけ飛んで、そこから血栓が出来ます。
そうしますと突如血液が流れにくくなって詰まってしまう。
そうしますとこの先には流れなくなって、この部分の心臓の筋肉は血液不足に陥って、え死になります。
死んじゃう訳ですねこっち側も。
血流が行かなくなるから。
それが心筋梗塞というもので、命に関わる事になります。
なるほどね。
こうした病気について詳しく伺ってまいりますが。
さあそれではあちらで詳しく伺いましょう。
それでは今ご説明頂いたような狭心症心筋梗塞に、早く気付くサインというのはあるんでしょうか?
狭心症のサインといいますのは、多くは活動時に胸が不快な感じから、だんだんと胸が締めつけられるような痛みを訴えられます。
活動時何か動いている時にですね。
それから突然起きます。
昨日まで階段上がっても平気だったのに、突然発症して約数分から長くても15分ぐらいで、痛みは治まってきます。
一方心筋梗塞は安静にしていても、先ほどの模型のように突然詰まりますので、冷や汗が出て胸が極めて強く締めつけられる痛みが発症します。
先ほどの狭心症よりは長く30分近く続きます。
ただ痛みはどちらも…、心臓に問題が起きているのに肩腕奥歯などが痛いと。
こういう事もあるんですね。
知っておいた方がいいですよね。