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乳がん再発の2つのパターン

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ではその再発転移には例えばどんな症状があるのでしょうか?
まず再発には2つのパターンがあります。
これは乳房温存療法で乳房を残したところの乳房の中に
またしこりが出来るというものですね。
これはご自分で気付きまして
手術によって摘出
あるいはお薬放射線治療を必要に応じてやる事で
完全にまた治す事ができるような再発という事になります。
もう一つは?もう一つは遠隔転移というものです。
これは手術の段階で
目に見えない癌の細胞が全身に散らばっている。
これがいろんな臓器にまた巣づいて出てくるという事ですね。
臓器によっていろんな症状が出てきます。
池田さんのような骨ですと
骨の痛みなどが出てくるという事になります。
こうした遠隔転移の場合は
どういう治療方針で臨むという事になるんでしょうか。
もう既に癌の細胞が全身に散らばっていますので
全身に効いてくれるお薬の治療が主体になります。
また必要に応じて放射線治療
あるいは緩和治療というのも
組み合わせて治療していく事が大切ですね。
さあそれでは具体的にどうやって治療していくのか
見ていきたいと思うんですけれども
乳癌には大変いろんなタイプがありましたよね。
ちょっとこちらで見てみましょう。
乳癌のタイプまずホルモン受容体のありなし。
そしてHER2タンパクのありなしによって
ルミナール型ルミナールHER2型
トリプルネガティブ型HER2型の4つのタイプに分かれます。
ちょっと確認したいんですが昨日の再発予防の話では
乳癌のタイプは5つに分かれるという事で話をしましたが
きょうは4つなんですよね?
実はこのルミナール型というのは
A型B型2つ分かれていたんですが
この再発後という事になりますと
どちらも同じ治療方針になりますので
合わせてルミナール型と呼びます。
それではこの4つのタイプという事を踏まえつつ
治療はどうなるのでしょうか?はい。ご説明したいと思います。
ルミナール型にはホルモン剤あるいは抗がん剤が効いてくれますので
この2つを順番に使い分けていくという事が大切になります。
ルミナールHER2型ですと先ほどの2つのほかに
分子標的治療薬も使う事ができます。
この3つのお薬をうまく組み合わせて
治療していく事になりますね。
HER2型ですと主に抗がん剤と分子標的治療薬を
この場合には両方組み合わせて治療するのが
標準的な考え方です。
トリプルネガティブ型は抗がん剤治療が主体になって
治療する事になりますね。