それではこの脳腫瘍のサイン、早く気付くためにはどんなサインが現れますか?
先ほどの症状なんですけれども…、こういった症状がありましたら、脳腫瘍の可能性が高くなりますので、是非専門医の受診をお勧め致します。
ここからは治療について伺ってまいります。
脳腫瘍の治療どういった柱どういう流れになるんでしょう?
まず最初に強調しておきたいのは経過観察でいい場合もあります。
それ以外に主な治療としては…、これら4つの治療が中心なんですけれども、これらを組み合わせて治療していく事になります。
まずは経過観察なのか手術なのか判断の分かれ目になりますね。
ここが最初の大きな決断になると思います。
では実際のケースでここからは見ていきましょう。
AさんとBさんが登場しました。
ご説明頂きましょう。
Aさんは78歳の高齢の方なんですけれども、4cmとある程度大きな腫瘍がありました。
ただ画像上良性の髄膜腫が疑われ、小脳という脳のバランスをとる中枢だったという事。
確かにふらつきはありましたが。
症状が出てますね。
ただご本人もなるべく手術はしたくないという事と、良性だろうという事で経過観察を行いました。
3か月ごとにMRIを撮って、幸い若干大きくなっているのですが、症状もほとんどなく5年たった83歳の現時点でも、元気で外来に通われています。
Aさんは経過観察でよかった。
一方Bさんはいかがでしょう?
2cmほどの小さいものでしたが若い41歳のBさんに起こりました。
悪性の可能性がある神経こう腫で最初手術を望まれたのですが、ちょうど運動神経にすごく近いところにあるので、手術を行うリスクと経過を見るリスクと相当迷われました。
見ていたのですがやはり腫瘍が大きくなってきたという事で、放っておくと重い運動まひという、後遺症状覚悟の上での手術になってしまうという事で、リスクが高まってきたという事で手術に踏み切りました。
症状がなかったんですけれども手術をされた訳ですよね。
幸い運動まひを大きく起こす事なく、腫瘍は大体取れて、現在もお元気で外来に通われています。
腫瘍が小さいから経過観察だという訳ではないという事ですね。
よく診断が必要な訳ですね。
良性悪性という言葉が出てまいりましたが、これはどう考えればよろしいですか?
先ほどの4大腫瘍に移りたいんですけれども、髄膜腫シュワン細胞腫下垂体腫瘍、これらは脳の周りの付属器から出てくるものです。
こういったものは良性のものがほとんどです。
脳の中にできる神経こう腫グリオーマに関しては、悪性の事が多いです。
カテゴリー
- COPD
- HIV・エイズ
- アトピー
- インフルエンザ
- ウィルス性肝炎
- うつ病対策
- がんの放射線治療
- コレステロール対策
- スギ花粉症
- ドライアイ
- ノロウイルス
- バセドウ病
- メタボ
- リハビリ
- ロコモティブシンドローム
- 不整脈
- 乳がん
- 乾癬
- 内視鏡検査
- 冷え性
- 切れ痔
- 副鼻腔炎
- 大動脈瘤
- 大腸がん
- 安眠ストレッチ
- 尿トラブル
- 心不全
- 心筋梗塞
- 心臓弁膜症
- 快眠法
- 手指からわかる病気のサイン
- 摂食障害(拒食症・過食症)
- 橋本病
- 正常圧水頭症
- 気管支喘息
- 爪
- 片頭痛
- 男性の更年期障害
- 白血病
- 目の病気
- 禁煙
- 糖尿病
- 耳
- 肝硬変
- 肝臓
- 股関節
- 肩の痛み
- 肺がん
- 胆嚢ポリープ
- 脳梗塞・脳卒中
- 脳腫瘍
- 腎臓病
- 腰痛
- 膀胱炎
- 膝の痛み
- 薬
- 血管
- 認知症
- 足の爪
- 運動で健康に
- 過敏性腸症候群
- 風疹
- 食中毒
- 食事で健康に
- 首の痛み
- 高血圧
- 鼻炎