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脳卒中のリハビリ 急性期は廃用症候群の予防を

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廃用症候群を予防の為に出来るだけ早くリハビリを

Aさんは入院後、脳卒中の集中治療室での治療となりました。
そして発症4日目からベッド上で関節を動かすリハビリを始めたんです。
更に言葉の訓練も行っていきました。
発症直後は安静にしていなきゃいけないと考えがちですが、実は安静にしていますと筋肉が萎縮したり、関節がこわばったりする廃用症候群を起こします。
廃用症候群にはそのほかに床擦れとか肺炎なんかも含まれますが、急性期のリハビリで大事なのは、なるべく早くリハビリを行ってこういった廃用症候群を予防する事です。
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動かさないとすぐに筋肉は衰える

なるべく早くとは動かさないでいるとすぐに筋肉などが衰えるという事です。
一度低下した筋力を改善させるためには、かなり時間がかかります。
例えば、一日の安静で低下した筋力を回復させるには1週間かかるといわれています。
急性期のリハビリというのは、いわゆる治療をしながら行っていくリハビリという事です。
脳卒中を発症されてから大体1か月以内を点滴などを治療する急性期と呼んでいますが、その時期に行うのを急性期のリハビリテーションといいます。

回復期のリハビリテーション

急性期に1か月くらいリハビリをやって、それでおうちに帰られる方もいらっしゃるんですけども、残念ながらもう少しリハビリが必要な方は、回復期のリハビリテーション病院に転院をされてリハビリを続けます。
回復期のリハビリというのは、在宅復帰を目指したリハビリです。

維持期のリハビリテーション

更に半年ぐらいたった時点で、そのあと行うのが維持期のリハビリですが、これには介護老人保健施設など施設で行うリハビリ、それから自宅退院されてから訪問リハビリとか通所リハビリといったリハビリが含まれます。
この維持期のリハビリというのは社会復帰を目指す、それから生活の安定化や質の向上を目指して行うリハビリです。