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脳梗塞治療 血栓はとりのぞける3「t-PA治療ができないケース」

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脳出血などのリスクが高いt-PA治療ができないケース

・脳出血や脳梗塞をこれまでに経験した人
最近の脳梗塞あるいは脳出血の経験がある人はやはり脳出血を起こしやすいという事ですね。
・梗塞範囲の部位が広い
これははやはり脳梗塞で中心部のダメージが非常に強いのでそこから脳出血を起こしてきて治療効果がないという事ですね。
・手術
全身の大手術でその傷の部分から再び出血を起こして危険な状態になるという事です。
・血圧の問題
薬物治療でコントロールができない高血圧の人の場合にはやはり脳出血を起こしやすいという事で治療ができないケースとなります。
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条件的にt-PA治療が受けられない人は?

これまではt-PAだけだったんですが最近は直接血管の中からこの血栓をとりのぞいて血流を再開させるそういった治療が出てきました。
直接抜き取るという事なんですね。
その血栓を抜き取るための器具の一つ、マイクロカテーテルと呼ばれるホントに細いカテーテルの先端から出したクルクルとしたらせん状の細い針金。
これで血栓をからめ捕るというものなんです。

どうやって血栓を抜き取るのか

脚の動脈からマイクロカテーテルを入れて脳の中の血栓のある所までこのループワイヤーを進めてこれに絡めて体外に血栓を除去していくと簡単に言えばそういった治療になるんですね。
ワインのコルクにも例えられるのですが、これは血管の中ですから大変高度な技術でまだこのカテーテル技術のトレーニングを受けた治療医が少ないのでできる施設は限られています。
ただしt-PAが治療無効な人あるいはt-PAの時間を過ぎた人でも8時間以内までこの治療ができるという事で期待されています。
この治療はしかしリスクもありますね。
非常に重症な人を対象としていますのでやはり出血のリスクがあるあるいは死亡する人もあるという事で十分説明を聞いて理解をして治療を受ける必要があると思います。