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脳梗塞治療 血栓はとりのぞける2「t-PA治療」

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実際にt-PAの治療を受けた人の例

脳梗塞を発症しましたAさん、夕食中に突然倒れたのです
Aさんの家族は迷いなくすぐに救急車を呼びました
Aさんの状況は深刻でした。
脳の太い血管が完全に詰まっていたのです。
家族は覚悟を迫られたと言います
検査の結果Aさんはt-PA治療をすぐに始めました
治療開始から1時間後。
血栓が溶けて血流が回復したのが分かります。
医師の働きかけにも応え手足が自由に動くようになったのです
このAさんの経過もう一度確認しておきましょう。
太い血管が詰まって意識を失うほどの重症だったAさん。
この血管の詰まりをのぞくt-PA治療を受けたんですがこの治療を受けるためのいくつかの条件がAさんそろっていたんですね。
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t-PA治療を受けるための条件

まずはこのt-PAは発症3時間以内に治療可能である事っていう条件があります。
Aさんの場合には発症3時間以内に病院に到着したっていう事ですね。
3時間以上たちますと血管がもろくなって脳神経細胞も死んでしまってそこに脳出血を起こしてきます。
専門病院に来てしかも専門病院で1時間程度検査や診断治療の決断にかかりますからそうなりますと患者さんは発症して約2時間以内ぐらいに病院に到着しなくてはならないという事ですね。
非常に時間的な条件シビアな治療ですよね。
脳梗塞を起こした患者さんでこうした時間的条件クリアーできる人の割合ってのは救急病院の方から見ますと大体脳梗塞患者さんの20~30%ぐらいの人しかこのような条件をクリアーして病院には到着してないんですね。
遅れてしまう要因はやはり患者さんご家族が症状に気付かない。
あるいは様子を見てしまう。
あるいはマイカーでお近くの病院に行ってそこからもう一度専門病院に転送されるというような事でタイムロスが出たりするんですね。

t-PA治療は救急病院であればどこでもできる?

これはやはり脳卒中を扱っている専門病院で24時間画像が撮れて患者さんを治療できる設備がある事。
そして専門医がいるといった条件があるんです。

救急隊の人は治療がどこでできるか分かってる?

各地で救急隊の人がそういった病院を把握していますのでこのAさんの場合のように迷わず救急車を呼んで行ったというのはベストな対応だったんですね。
そしてAさんがt-PA治療を受ける事ができた理由ほかにもあります。
t-PAというお薬が血栓を溶かす薬で血液を固まりにくくする薬なんですね。
ですから脳出血を起こしやすかったりあるいは体内に出血を起こしたりするリスクがあるんですね。
そういったリスクを持っている人ではこの治療は受けられません。