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胃カメラで直ぐに診断 逆流性食道炎、胃潰瘍、ピロリ菌による胃炎

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上部内視鏡いわゆる胃カメラについて、詳しくお伝えしていきます。
それでは上部内視鏡で分かる病気について、説明して頂こうと思いますがまずこちらです。
こちらは食道側から胃と食道の境界を見ている図ですね。
ここが食道と胃のつなぎ目になります。
この白っぽいところが食道。
赤いところが胃の粘膜です。
この奥が胃です。
ここにとんがり帽子みたいな組織が飛び出ているのですが、こちらよく言われる逆流性食道炎という所見です。
こちらは胃から胃酸が食道側に逆流する事により起きる所見です。
続いて胃の病気なんですけれども、一般的に言われているのが胃炎と胃潰瘍ですね。
こちら指でひっかいたような傷痕があるんですけれども、こちらピロリ菌による胃炎ですね。
ここ約3cm白く欠損しているところですけれども、これの小さいのがよく見られる口内炎ですね。
それの大きいものだと思って頂ければいいと思います。
これもやはりピロリ菌によるもの。
更にはたばこお酒刺激のあるもの、それからストレス等々でできるといわれております。
多少赤くなっているのは出血をしているんですか?
これちょっと血がにじんでいますね。
はっきり見て分かるんですね。
こちらは?
これ一見胃の粘膜自体は正常なんですけれども、若い男性で急におなかが痛くなったという事で、内視鏡をやりました。
やる前に食べ物を聞いたんですけれども、前日にさばを食べたという事で、多分この病気があると思って検査したところ案の定…。
糸くずのようにあるこれはアニサキスという寄生虫です。
生の魚やイカに普通に住んでいる菌ですね。
これを生でのみ込む事によって胃に張り付いてしまう。
頭が胃の粘膜の中に食い込んでいるんですね。
それによって痛み刺激が出ています。
これを内視鏡で見つけた時はどうするんですか?
これは切除しないと痛みが続きます。
ただ切除のしかたもこの尻尾を引っ張ると、寄生虫が切れてしまうだけで痛み完全には治りませんので、この頭胃の粘膜に食いついているところごと回収してきます。
これは内視鏡でできます。
検査で内視鏡をのんだ時に、そのままそこで切除もしてくれるという事なんですね。
それで大体痛みは治まります。
この場合はこの1回で大丈夫という事なんですね。
一番心配なのはがんについてなんですけれども、こちらについて教えて下さい。
では次のスライドですね。
左側典型的な進行がんですね。
ここ汚い粘膜がついていますね。
こちら先ほどと同じ小さな早期がんがあります。
現在では約3~5mmの早期がんを見つけられるようになりました。
これはCCGがよくなったり、光源明るさがよくなる事によって見つかるようになりました。
先ほど拡大内視鏡と申しましたけれども、組織を採る事によって最終診断を致します。