そもそもこのやっかいな耳鳴り、治療で改善する事を期待してもいいんですか?
場所によりますが例えば先ほどご説明した伝音難聴ですね。
例えば耳あかがここにつまっていたり、昨日ご説明しました中耳炎で起こっている場合には、この治療をすれば当然治る事ができます。
一方で内耳特に、音の受容器がある蝸牛で起こっている感音難聴の場合は、もし蝸牛にある受容器の細胞が完全に壊れてしまうと、再生する事がございませんので、極めて治しにくいという事になってしまいます。
そうであるからこそ早い対応早い治療が大事ですね。
一日も早い治療が重要になってまいります。
ではそんな耳鳴りが残ってしまった場合の治療は、どんなものがあるのでしょうか?
こちらです。
対症療法が中心となります。
主に…、いくつか治療の方法が出てまいりました。
1つずつ伺います。
まず薬物療法これはお薬ですね。
どんなものを使うんでしょうか?
ここに掲げましたように難聴を伴う事が圧倒的に多いので、難聴に対する薬としてここに書いてございますように…、そういったものを投与する場合もございます。
それから一方で大変耳鳴りで悩んでいらっしゃる方は、不安感が強いですしうつ状態になるケースもございます。
従いまして精神的なストレスをなくす意味で、抗不安薬抗うつ薬場合によって漢方薬を使う事もございます。
こうした抑うつ症状を併せ持つ方も大変多い訳ですね。
さて治療法次にまいりましょう2つ目です。
「カウンセリング」と書いてありますがこれは心理療法ですね。
こういった事が耳鳴りの治療としては、どういうふうに応用されますか?
具体的には受診して頂いて、耳鳴りがなぜ起こっているのかをよく理解して頂く事ですね。
もう一点は万が一耳鳴りが完全に消える事がなくても、これからの人生長くうまくつきあって頂く事を、こちらからお話ししてご了解頂く事が大切です。
消えなくても大丈夫だという事を分かって頂くという事ですね。
どんなアドバイスをする事が多いんでしょうか?
具体的にはまず、耳鳴りに悩んでいらっしゃる患者さんに「お一人ではない」と。
数多くの同じ悩みの患者さんがいる事を、お話しする事も大事な事かなと思います。
私だけがこんなひどい目に遭っていると考えがちなんですね。
それともう一つは耳鳴りとつきあうために、例えば趣味やウオーキングをする事で、感じ方をそこにあまり集中させない、気楽にいって下さいという事ですが、そういった事も必要かなと感じております。
確かに耳鳴り非常に不快ですから、その事ばっかりが気になると悪循環になるかもしれませんね。
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