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難聴が悪化して生活に支障が出る場合

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ではこうした怖い病気と関係している事もある事を、知っておいた方がいいですね。
特に強くなければ放置しておいてもいいのですが、今日の主題でございますように長い間続く耳鳴りに対しては、こういったものが隠されている可能性もございますので、要注意という事になろうかと思います。
耳鳴りの症状なんですけれども、放っておくと悪化していく場合もあるという事ですか?
原因疾患にもよりますが中には難聴そのものが進行していって、生活上も支障を来す場合ももちろんございます。
さて冒頭こんな音がという事で、耳鳴りの音を一部聴いたのですけれども、どういう種類の音が聞こえているかによって、どういう問題どういう異常かを推測できるんですか?
ある程度推測する事は可能です。
ここで再び耳鳴りを再現した音を聴いてみましょう。
まずは加齢による難聴突発性難聴など、感音難聴になった時に起こりやすい耳鳴りの音です。
これは本当に高くキ~ンという感じが続いている音なんですよね。
これはどういう?
一般的には難聴が起こっている周波数、それをまさに補完するような形で耳鳴りが起こる事が多いです。
感音難聴の多くは高音部、高周波数の聴力が低下する事が多ございますので、それに伴う耳鳴りという事で今お聴きになって頂いたような、高い耳鳴りが多いと思います。
高齢者も高い音から聞こえにくくなってくるという事ですね。
そのほかこれは本当に怖い病気ですが、脳梗塞で起こる事もありますし、脳梗塞の一症状として耳鳴りが起こる事もありますし、場合によってはストレスなどで起こる場合もございます。
今の音を聴いて気になるんですけれども、実は聴いた事があるぞという印象があるんですよ。
ああいう音がしばらく聞こえてて、いつの間にか消えてはいますがそれって経験ありますよね?
ありますあります。
これ大丈夫なんでしょうか?
数分単位以内の短い耳鳴りでしたら、ある意味生理現象とお考えになって頂いても構わないです。
少なくとも命に関わるものではないと、考えてよろしいかと存じます。
長く続く場合は問題だと考えて、短くて消えてしまう場合は心配ない訳ですね。
ではもう一つ耳鳴りの再現を聴いてみましょう。
今度は中耳炎など伝音難聴で起こりやすい耳鳴りの音です。
ザ~ッという音。
これはまた、さっきのキ~ンという音とは全然違いますね。
こういった低音部の耳鳴りの場合には、同時に耳がつまったという感じを持たれる方も多いと思います。
いずれに致しましても耳鳴りいろんな原因がございますので、とにかく長く続く場合には早めに受診して頂いて、いろいろな検査をして頂く事がまずは重要かなと考えます。

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