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慢性中耳炎 治療の流れ

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ただ最近問題になってございますのは、抗菌薬が無効な抗菌薬を長期間使ったり、途中で患者さんや親御さんが治療をやめてしまう事で、多剤耐性菌と申しますがさまざまな抗菌薬に効かない、そういった症例も出ています。
だからこそ医師の指示をきちんと守って頂きたいと思います。
そうしますとその抗菌薬の服用を指示されたら、指示どおりにきちんとのむ。
自分でやめてはいけないという事になりますね。
それでは次にまいりましょう。
慢性中耳炎はどんな治療の流れになるでしょうか?
慢性中耳炎も基本的には解熱鎮痛薬抗菌薬、こういった内服薬あるいは抗生薬の入った点耳薬を使って、保存的に治療するのが一般的です。
これは直接耳入れるという事ですね。
耳だれを繰り返す回数が非常に多くて、病院を受診する回数が非常に多い方、あるいは鼓膜の穴が非常に大きくて、難聴が非常に大きい場合には外科的処置も考えられます。
手術する場合もあるという事ですね。
もう一つ残りました真珠腫性中耳炎。
非常に重大な事に結び付くという話がございましたが、どんな治療でしょうか?
先ほど申し上げましたように、骨を壊していくんですがその本体は、ここに一般的にこういうところが多いのですが、上皮が中耳内に入ってきます。
そうすると、その周りで骨を壊してくるという事になります。
袋ができてしまっていますね。
ですからこの袋を取り除く手術、そして既に壊された耳小骨を再建する、鼓室形成術が必要になってまいります。
こういった非常に細かいものも壊されてしまうんですね。
それをなんとかしなきゃいけない訳ですね。
そうしますと非常に重大な病気に結び付きますから、しっかりした手術で…。
真珠腫性中耳炎の場合には、手術は必須の治療になろうかと思います。
いろいろなタイプの中耳炎について伺ってまいりましたけれども、冒頭のAさん耳の違和感をお感じになった程度でしたが、早く気付くためにはどんなサインが必要なんでしょうね?
痛みがなくても聞こえが悪い場合には、直ちに受診して頂きたいのですが、中耳炎というのは症状があろうがなかろうが、適切に治療をすれば根治できる疾患ですので、是非とも早めにさまざまな症状がございますが、耳鼻咽喉科専門医を受診して頂きたいと思います。
早めに治療すれば完全に治せるという事ですね。

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