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耳の違和感が実は中耳炎だという事がある

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68歳女性Aさんの例です。
Aさんは1年ほど前から、左の耳がつまったような感じになりました。
でも年のせいで耳が遠くなったのかなと、放っておいたんですがこのつまった感じがよくならず、耳鼻咽喉科を受診しました。
すると中耳炎になっていた事が分かったんです。
何か聞こえの違和感が実は中耳炎だという事があるんですね。
中耳炎といいますと子どもに多い病気と思いますよね。
でも高齢者もなりやすいので注意が必要なんです。
中耳炎についてお伝えしていきます。
分かりやすく詳しく伺ってまいりましょう。
どうぞよろしくお願い致します。
今見た例のように中耳炎は、子どもの病気だろうなと思っていたのですが、大人でもやはり多いんでしょうかね?
中耳炎というと確かに、お子さんに起こる病気という認識があると思うのですが、大人の方でも痛みがなかったり極めて少ない中耳炎というのも、多々ございますので注意が必要だろうと思います。
それではお話を伺っていく前にまずは中耳炎、耳のどういうところのトラブルなのか基礎的な知識、勉強しておきましょう。
久田さんからです。
ではこちらの図で耳の中、どのようになっているのか見てみましょう。
耳は外側から外耳中耳内耳と分かれています。
音を聞く時音はこの外耳外側から入ってくるのですが、鼓膜に達しますとその振動が耳小骨、そしてこの渦巻き型の蝸牛へと伝えられて、ここで電気信号に変えられるんですね。
そして神経を通って脳へと届き脳で音として認識されます。
そして中耳炎というのは主にこの部分ですね。
鼓膜や耳小骨周辺に異常が起きているんです。
中耳炎にはいくつかタイプがあります。
こちらご覧頂きましょう。
今4つのタイプが出ましたけれども、Aさんは68歳というご年齢でした。
こうした高齢者に多いタイプはどういうものですか?
Aさんの中耳炎の診断は滲出性中耳炎。
こちらが正常な右側の鼓膜です。
色を見て頂くと透明感のあるきれいな鼓膜です。
ここに一部見えてございますのが、先ほどもご説明ありました耳小骨の一部です。
それに対してこちらが滲出性中耳炎です。
この耳小骨が飛び出ているように見えますが、実は飛び出ているのではなく鼓膜がへこんでいるんですね。
そして鼓膜の色を見て頂くと分かりますように、琥珀色といわれるような多少茶色みがかった、中に液体がたまっている状態です。
この辺に液体がある訳ですね。
そのために難聴を引き起こしている事になります。
聞こえも悪くなってくる訳ですね。
それにしましても、なぜこのような液体がたまるのでしょうか?
それではご説明致します。
これが先ほど申し上げました中耳でございますが、中耳と鼻の奥上咽頭をつないでいるのが耳管です。

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