切れ痔による肛門狭窄
切れ痔が原因で肛門が狭くなってしまう事もあります。
これが一番切れ痔にとってつらい症状なのですが、肛門が狭くなる理由はお尻の周りの筋肉がけいれんを起こしてしまった状態です。
ですからもう広がらない状態という事になりますね。すると便を押し出そうとしても細い便しか出ない。
ただそこを無理に押し出すという事で、やはり切れ痔が繰り返してなかなか治らない。
そしてお尻がますます狭くなっていく事になります。
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切れ痔が女性に多い理由
まずは便秘がちの女性が多いという事になると思います。
その理由としては、女性ホルモンの一つである黄体ホルモンが腸の動きを鈍くするために便秘になりやすくなります。
女性特有の妊娠・出産については妊娠中はホルモンも安定しません。
更に便通も不安定な状態になるという事で便秘になったり下痢になったりでやはり切れてしまう。
出産に関してはかなりいきむ事になるので、やはり肛門が裂けてしまうという事になります。
また出産後は授乳によって水分を取られてしまうので、やはり便秘になりやすいといわれています。
食生活が重要
これがまた一番大切な原因かと思いますが、もしダイエットなどをしている方なら食べる物が少ない事によっての便が少ない、出づらいという事もありますが、やはり食物繊維がとれていないと便のかさになるものがないので、便秘になりやすくなります。
便意が一番起こりやすいといわれている朝に朝食を抜くと大腸のぜん動運動が起きにくくなって、便意を逃がしてしまう。
また女性はどうしても便意をがまんしがちであるという事も原因の一つかと思います。
排便時の出血や痛み 早めに医師の診察を受けた方がよい
排便時の出血、痛みがあったら早めに肛門科を受診して頂きたいと思います。
痔ではなくて大腸がんという事もあるので、その辺りは別の病気の可能性も考えて早めに受診して下さい。
痔の検査方法
まず患者さんの症状を伺う問診を行います。
そして実際診察の時にはベッドに横になって頂いてタオルをお掛けしますが、お尻を少し出して頂き診察します。
実際切れ痔は内側にあるので、肛門鏡という道具を使って行います。
こうした診察、ちょっと恥ずかしいという気分になりがちなのですが、ただなるべく痛みがないように麻酔薬のついたゼリーも使いますし、
診察自体はあっという間に終わってしまうので、どうぞご安心下さい。