そしてもう一つ腹囲や体重はそれほどではないけれども、私は痩せているから関係ないわという方に、若い頃と比べて体重が15%以上増えた場合も、同じような事が体で起こっていると考えられます。
BMI上問題がない人。
でも体重が増えている事が問題になってくるという事ですね。
二十歳を過ぎて大人になってから増えた体重というのは、脂が増えたと考えて頂きたいですので、今太りすぎているとかおなか回りが大きくなくとも、これに該当せずとも、若い頃より体重増えた方は是非気を付けてほしいなと思います。
こういった腹囲や体重増加のほかの項目で、潜在的に血管の傷みが始まっている事を、見極める項目はありますか?
もう一つ大切なのが、この肝機能の検査です。
一般的にこの肝機能の検査は、肝臓に病気がないかどうかを調べるものだと、思われている方が多いと思うのですがもう一つ、先ほどの血管を傷つける事にも関係してきます。
ASTALTγーGTですね。
この3つは、もともと肝臓の細胞の中にある酵素の名前なんです。
もともとは肝細胞の中で仕事をしてくれているんですけれども、これがある日肝臓の細胞が傷んできますと、中からどんどん出ていってしまう事になる訳です。
急激な肝細胞の傷みはASTを増やしますが、慢性的に脂肪などの脂で、この肝臓の細胞が傷められてしまうと、ALTが上がってくる。
γーGTも同様であると考えられています。
こうした状態が血管の傷みとは、どのように関係してくるのでしょうか?
肝臓も余分な脂をため込むという機能があります。
余分な脂をため込んでいきますので、内臓脂肪がパンパンになっている状態と同じように、血管の中に脂がたくさんあると、それを全部肝臓にため込みますので、脂肪肝という状態になりこの状態になっていると、先ほどと同じように血管を傷める状態になるという事ですね。
ではBさん見てみましょう。
やはりBさんも肝機能の値が高くなっていましたね。
これ脂肪肝の可能性もあるという事ですか?
あるかもしれませんね。
ただ初めから脂肪肝だと考えずに、肝機能のデータが上がっている場合は、肝臓のほかの病気をまず否定する事が重要ですので、ウイルス性肝炎の検査などもやって頂きたいと思います。
このBさんの状態やはり血管が傷つく土台が、作られているようですけれどもこの新しい健診制度では、こうしたBさんのような人を早く見つけて、保健指導をするという事でしたね。
どんな指導をしているんですか?
大体余分な脂がため込まれるエネルギーが多すぎるという事は、食べ過ぎているか体で燃やす量が減っているか、どちらかという事になりますのでそのバランスを確認する事になります。
こちらですねバランス。
食べる量燃やす量。
食べる量が増えるか燃やす量が減るか、そうして傾きますとそれが全部体の中に脂となって、蓄えられていく事になる訳です。
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