乾癬の基本治療では半分の人は治療効果に満足していない

大体約半分の方はある程度の満足いく治療効果を得る事ができるんですけど、逆を言うと半分の人は治療効果に満足していないというデータが出ています。
やはりこれは長引くというイメージがあります。そのような満足がいく改善がなかなか得られない場合も、2010年から出た新しい薬によって大きな改善が見られるようになりました。
なかなか従来の治療で症状が改善しなかった人が新薬を使ったところ、2か月で症状が改善したという例です。ほとんど正常な皮膚のように見えます。きれいになっています。

乾癬の新薬は生物学的製剤

乾癬の新薬は生物学的製剤と呼ばれている新薬です。
たくさん作られているTNFαを抑えるインフリキシマブアダリムマブ。免疫に関係する特殊なTリンパ球の働きを抑えるウステキヌマブ。などが現在日本で使われています。
大体3か月程度で約7割の患者さんが十分な満足のいく効果を得られている事が示されています。
使い方は薬によって点滴、皮下注射とありますが、大体2週間から12週に1回ぐらい使用するという事になっています。

乾癬の治療は基本治療ではなく 全て新薬での治療ではいけないのか?

基本的には先ほどの基本治療をまず試します。
その基本治療で十分な満足が得られなかった場合、もしくは内服薬なんかを使うと副作用が出ますから薬を中止せざるをえなくなった場合、そういう場合もしくはかなり重症な患者さんに、この生物学的製剤の適用を考えます。
ただこの薬というのはまだ副作用として感染症等への注意が十分に必要ですので、定期的な通院と検査が必要になってくる事が大切です。
いずれにせよ、どの治療法でこの病気に取り組むかは医師との相談が肝要です。