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肝臓が硬く変化する肝硬変

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肝臓は内臓の中でも一番大きくて、再生能力に優れている臓器だという事をお伝えしました。
その肝臓の病気進行していく場合ですが、こちら見てみましょう。
健康な肝臓から慢性的な炎症が続く慢性肝炎。
そして肝臓が硬く変化する肝硬変という状態。
更にここから肝がんが発生する事もあるんですね。
そのうち肝硬変というところまで進行してしまいますと、いかに再生能力がある肝臓でも、元に戻るという事は難しくなってしまうんです。
そうしますとできるだけ肝臓のよい状態のまま、悪化させないという事が大事になってきますね。
肝硬変。
文字どおり肝臓硬い変化という字を使いますが、肝臓がどういうふうになっているんでしょう?
腹くう鏡の像で肝臓の表面を見ておりますけれども、見て頂いたとおり凸凹している訳ですね。
この凸凹した落ち込んだところが再生していないところなんです。
先ほど再生能力が優れているといわれましたけれども。
ちょっと詳しく見ますと、これは組織を顕微鏡で見たところですけれども、肝臓がC型肝炎ウイルスなどに感染しますと、再生破壊が繰り返されますと再生が追いつかないところが、線維という硬い物質に置き換わってしまう訳ですね。
色の濃いところですね。
これが線維になっている訳ですね。
このようにぎっしり固まって肝臓が再生できないような、ギュッと締められたような状態になってしまっている。
こういった状態になりますと肝臓がなかなか再生できない。
硬く凝り固まってしまっているという事なんですね。
肝臓の状態の変化を見ながらご説明頂きましょう。
健康な肝臓です。
肝炎ウイルスがいますと、それを排除しようとして慢性肝炎の状態が長く続く。
そしてえ死再生を繰り返して今申し上げたとおり、線維化に置き換わるとこのようなゴツゴツした肝硬変になります。
それでは肝硬変になりますと一体どんな症状が出るのか、整理して久田さんからお伝えしましょう。
肝硬変になりますと肝臓の働きが著しく低下するために、さまざまな症状が現れます。
ではその肝臓の働き見てみましょう。
3つあります。
これが主な肝臓の働きです。
そして合成・貯蔵は、食べ物から摂取したたんぱく質や糖質などを、利用しやすいように合成・貯蔵し、必要な時に血液に放出する働きです。
更に胆汁の合成・分泌。
食べ物の消化に必要な胆汁を合成し、食べ物を消化する時に十二指腸に分泌しています。
肝硬変になりますとこれらの働きが著しく低下するために、次のような症状が現れてきます。
まず解毒・代謝の働きが低下しますと、腸内細菌がつくったアンモニアなどの有害物質が、体内にたまってしまいます。
すると肝性脳症といって、脳に影響が出てきます。
意識障害が起こる事があります。
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