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腎臓の病気は脳卒中や心筋梗塞末しょう動脈疾患といった心臓血管疾患を起こしてくる危険が大きい

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これが非常に重要な点です。
もう一つ腎臓は老廃物を出すだけではなくて、人が生きていく上で最適な状態に体を維持する、さまざまなミネラルや水分の量を調節してくれる、非常に重要な臓器です。
これらが低下してくると、さっきのいろんな悪い症状が出てくるという事になる訳です。
しかもなかなかその症状が、悪くならないと出てこないという事なんですね。
ですから見つかった時には、重症化している方が多いんでしょうね。
現在先ほどのAさんのように、末期の腎不全で透析を受けている方が、日本では30万人を超えているといわれています。
しかも重要な事は腎臓の病気は腎臓にとどまらず、脳卒中や心筋梗塞末しょう動脈疾患といった、心臓血管疾患を起こしてくる危険が大きいという事で、非常に重要だといわれています。
改めて見ていきますと、最初のAさん尿たんぱくが出たという事がありましたけれども、その時腎臓ではどんな事が起こっているんでしょうか?
ではこちらをちょっと見て頂きたいのですが、先ほど申し上げた糸球体というところで、毛細血管の小さい塊ここで尿がつくられているのですが、普通の正常な腎臓では尿中に、たんぱくが漏れ出ないようになっているんですね。
ところが障害された糸球体からは、尿たんぱくが尿中に漏れてくるんですね。
あるいは赤血球が漏れてくる事もあります。
逆に言えば尿たんぱくだとか尿中の赤血球が出ている事から、腎臓の病気が分かるという事もある訳ですね。
尿たんぱくが出ているという事は、腎臓が悪くなっているという事なんですが、冒頭で紹介したAさんは+1陽性という事になって、再検査を受けた。
その上で、異常なしという事になりましたがこれはどういう事なのでしょう?
尿たんぱくというのは激しい運動あるいはストレス、それから発熱なんかの時も出る事があるんですね。
これは良性。
よい尿たんぱく。
良性の尿たんぱくではないかと判断されたのだと思います。
ただAさんはその次の年その次の年も、+1陽性が続いていたんですよね。
ただAさんは一時的なものだと思ったのか、その年以降は再検査を受けなかったという事なんですね。
そこが大事なところですね。
翌年の健康診断で尿たんぱくが陽性であれば、もう一度再検査を受けて頂きたかったと思います。
その段階で病気に気付く事ができたかもしれないですね。
やっぱり尿検査を受ける事が大切なんですね。
尿検査を受ける事によって、早期に腎臓の病気を発見する事ができる訳です。
ところが尿の検査だけでは十分ではなくて、実は血液中のクレアチニンという検査を受けて頂きたいんですね。
クレアチニンというのは何ですか?
血液の検査をする事によってクレアチニンの濃度を知る。
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