「HIV・エイズ長くつきあうために」です。
これまで数々のHIV治療薬を開発なさっています。
また熊本大学大学院の教授もお務めです。
HIVエイズと聞くとすぐに死を思い浮かべる方、今も多いと思うんですが現状は随分変わってきてるそうですね。
この15年ほどで治療が目覚ましく進歩して、これまで死の病死に至る病とされていたのが、一生つきあっていける慢性疾患へと姿を変えたと、言っていいと思います。
きちんと治療を受ければ普通の生活が送れるという、克服できる病気となったと言っていいと思います。
しかし一方で寿命が延びた事で糖尿病や骨粗しょう症などの、生活習慣病といわれるものが大きな問題となっていますし、また仕事や出産など生活面での問題にも、ちゃんと対応していく必要が強くなっているところです。
寿命が延びてきたという事なんですが、具体的にはどのくらい延びたんでしょうか?
ちょっとこちらのグラフで見てみましょう。
これは2011年に発表されたイギリスの調査です。
HIVウイルスに感染していてかつ適切な治療を受けている、1万7,000人以上を対象に20歳の時点の平均余命、つまり20歳の人が残り何年生きられるかを調べたものです。
一番最新の2006年から2008年の調査では、20歳時点の平均余命はおよそ46年にまで、延びているんですね。
つまり20歳の人ですと46年ですから、66歳くらいまで余命があるという事になってきている訳です。
この10年間で16歳ぐらい延びているという事なんですね。
16年間も延びているという事ですね。
これだけ平均余命が延びたのは、治療が目覚ましい進歩を遂げたからです。
もし治療を全く受けませんと感染して数年。
または長くても10年以内に死亡してしまう状況だったのです。
そしてまた感染者や患者の数は減っているのですか?
世界的に見ますとHIVウイルスに新たに感染する人、または発症する人は減少する傾向にあります。
しかし残念ながら日本では赤で示しました、HIVに新たに感染した人また新たにエイズを発症した人の数は、このように増加を続けています。
エイズの発症者とHIVの感染者を足しますと、もう既に2万人を超えていまして、このHIV感染症とエイズという問題は、決して他人事ではなくて私たちの身の回りの、日常の問題だと捉えなければならないと思います。
それではこのHIVの感染とそれからエイズの発症というのが、実はHIVウイルスに感染しただけではまだエイズは発症していないんです。
しかしそのまま放置していますと免疫細胞が減って、数年後には非常に弱い菌やウイルスにも、感染するようになってしまいます。
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