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冷え性を解消するにはまず養生

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漢方独特の考え「気、血、水」

「気」というのは生きるための根源エネルギー、生命エネルギーで、元気の「気」病気の「気」です。
そして体を支えるための「血」。主に血液ですね。
そして無色の液体である「水」。主にリンパ液などですが、これのバランスでもって体が作られていると考えています。
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冷えは気、血、水が乱れて起こる

気が不足する「気虚」。生命エネルギーが落ちる訳ですから、この新陳代謝が低下する冷えにつながります。
また血液が不足する「血虚」も、同じように新陳代謝低下型につながります。
そして血流が悪くなる「血」という状態。これは血流障害型の冷えにつながります。
「水毒」水がたまってしまうものは、水分貯留型の冷えにつながります。
整理すると新陳代謝が低下する型があり、そして血流障害血の巡りが悪いというイメージ。
そして体の中に水分が滞りがちであるタイプがあります。

冷えを解消するにはまず養生

まず漢方で大切なのは気、血、水の流れを整えるために、養生して頂く事なんです。
養生というのは食養生に代表されるような、生活習慣を改める、生命の質を高めるというような事です。
具体的には「気」「血」ですと入浴。しっかり湯船につかるという事。シャワーだけでは駄目です。冷えます。
服装ですが首元、腹部、足元を温める必要があり、ストールや腹巻き、靴下などを使って頂きたいです。
またきつい下着は血につながるので避けて頂きたい。締めつけるので流れが滞るという事です。
そして運動。これはとても大切で、筋肉は熱を産生する臓器ですから、ストレッチをしたり筋トレをする事が大切です。
「水」寄りの乱れでは、水毒を起こすような冷たい水分をとり過ぎない事。
特に暖かい、暑い国で取れた果物などには、冷たい体を冷やす水分が多いので気を付けて頂きたいところです。
果物なども、とり過ぎにはやはり注意しなければいけない。
暑い季節ではガブガブと水を飲み過ぎる事がありそうですが、気を付けたいですね。
そして塩分や甘いものはほどほどにして頂きたいんです。
もちろん熱中症対策に塩分なども必要なのですが、とり過ぎはかえって喉が渇いて水分をとり過ぎてしまう事につながる訳です。

養生でよくなれば薬を使う必要はない

マッサージも有効です。むくみを取る作用があります。
そしてこの季節特有ですが冷房。暑い所から急に寒い所に入りますと、これは体にとっていけませんよね。
ですから室内外の温度差に注意をして頂きたい訳です。
こうした日常生活の注意、入浴や服装、すぐに気を付けられそうなものばかりですが、まずはこうした養生をちゃんとする事が大事。
養生でよくなればお薬を使う必要は全くない訳です。