3日ばしかともいわれますし、子どもの頃に問題のある病気かなというイメージがありますね。
その風疹の感染者の数こちらちょっと見てみましょう。
2008年からですがこのように推移していたんですが、2012年去年急に増えます。
ここ数年に比べて数倍に増えたという事なんですね。
何か理由があるんでしょうかね?
実際に起きた典型的なケースをご紹介しましょう。
こちらです。
会社員のAさん30代の男性です。
ある日全身に赤い発疹や発熱などの症状が出ました。
病院で診てもらったところ風疹と診断され、会社をしばらく休む事になりました。
そのあとAさんの会社では風疹にかかる人が続出したんです。
皆男性でした。
大人の男性という事ですね。
去年はこういった職場などで、集団感染する例がとても多かったんです。
大人でも風疹に注意が必要なんですよね。
小児科ご担当で特に風疹などの疫学調査にも、お詳しくていらっしゃいます。
どうぞよろしくお願い致します。
去年風疹の患者が増えたという事と、先ほどのケースで大人の男性に流行が見られたという、どういう背景があったんでしょうか?
風疹は本来予防接種できちんと予防できる病気なんです。
ところが予防接種の制度の移り変わりがありまして、実は中学生の女子だけに接種をしていた時期があったんですね。
「男子生徒はいいよ。
女子だけ」という時期があったんですね。
それが具体的には1977~1994年の間だったんですね。
ですからその時期は女子は受けていますが、男子学生は受けていませんでしたので、その世代が大人になって今20~40代、免疫を持たない人が多い世代が残ってしまっているんですね。
それでその理由でこの年去年にこんなにあったという事ですね。
その内訳は大人の方が8割だった。
しかも男性が非常に多くて、男性が女性の3倍患者さんの数として出ています。
それではこの風疹ですけれども、どのように流行していくのか感染経路はどうなんでしょう?
風疹はウイルスでうつる病気ですけれども…、こうして感染しますといわゆる潜伏期間といいますか、症状が出るまでの時間はどうでしょう?
ウイルスをもらってから症状が出るまで大体14~21日。
2~3週間という事になります。
まず顔を中心に赤い発疹が出てまいりまして、それが全身に広がっていきます。
ほぼ同時期に熱を出してきます。
それから白目のところは充血したり、あるいは軽いせきをしたりします。
風疹に非常に特徴的なのは首のリンパ節が腫れてくる。
耳たぶの後ろが腫れてくるというのがよく見られますし、大人の場合ですと関節が腫れたり痛みを伴うという、関節炎の症状が比較的よく見られます。
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