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植え込み型除細動器というもの

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ほかに注意点ですが?
先ほどから申していますがペースメーカ自体は人工物ですので、体にとっては異物になります。
そんなものですから、感染症を起こしやすい事が多少ございます。
あまり気にし過ぎるとよくないのですけれども、手術の跡が腫れるとか熱が出てなかなか下がらない時には、ご相談を頂きたいと思います。
こちらしゃっくり。
これはどういう事でしょう?
なかなか理解し難いと思うんですけれども、ペースメーカのリードが心臓を少し突き抜ける事がございまして、それが横隔膜を刺激するとしゃっくりが出る事がございます。
そういう時は注意をして頂きたいと思います。
先ほどのAさんですけれども、Aさんもペースメーカの治療を受けたという事ですね。
その後はどうなったんでしょうか?
Aさんは実は房室ブロックだったんですけれども、ペースメーカを入れて症状が全くよくなりまして、実は高血圧もよくなっております。
その理由なんですけれども実は脈が遅いと、一回一回の血液の拍出量が非常に大きくなるんですね。
そのために血圧がすごく上下しますので、血圧が高くなる。
それが脈が遅くなるのを改善する事により、高血圧も改善したという事なんですね。
ペースメーカについて教えて頂きましたが、こうした機器を植え込む治療はほかにもあるんでしょうか?
短い時間ですがご説明頂けますか?
実は徐脈だけではなくて頻脈に対しても、こういった機械を入れて治療する事がございます。
植え込み型除細動器というものがございます。
こちらですね。
通常のペースメーカよりもちょっと大きめになっています。
これは電池が非常に大きいためになっている訳ですけれども、こういったものを入れる事によって、頻脈の不整脈を停止させる事がございます。
先ほどの図でございますけれどもこちらが代表例ですが、心室頻拍が起きていて、オーバーペーシングといってペースメーカと同じような役割ですが、通常の脈よりも速くペーシングして元に戻してしまう。
これをオーバーペーシングといいます。
もう一つは、植え込み型のAEDと申してもいいんでしょうけれども、それと同じような作用ですね。
例えば心室細動が起きた時に、直流の通電を致しましてショックを起こして、正常に戻すという作用がございます。
まさにこちらは植え込み式のAEDの働き方という事ですね。
さあペースメーカの事を教えて頂きましたけれども、昔に比べれば随分進歩していると思いますが、ペースメーカと共に生活していく、どんなふうに向き合っていけばいいでしょうね?
ペースメーカは進歩して極めて信頼性の高いものだと思います。
患者さんは心配し過ぎない事がまずは重要だろうと思います。
ただし患者さん一人一人、ペースメーカを入れられた理由が違うんですね。
ですから自分の病気がどういうものであるかを、よくご理解して頂いて、例えばペースメーカちゃんと打っているかどうか、検脈もやって頂いてその上であまり心配し過ぎないで、安心して暮らして頂きたいと思います。
定期的なチェックも必要だという事ですね。
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