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房室ブロックは心房から心室への伝導障害

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房室ブロックは?
房室ブロックは、心房から心室への伝導障害といわれる訳なのですが、ここに小さくて分かりづらいかと思いますが、心房の波でP波というのがございます。
このP波というのが、QRSここに出るべきものが伴っていないという事です。
という事で心房の房心室の室がブロックされているという事で、房室ブロックとなります。
そのために脈が遅くなるという事なんですね。
こうした徐脈どう治療していくんでしょうか?
基本的にはこのように意識が無くなる患者さんには、どうしてもペースメーカの植え込みが必要になります。
ですから治療としては優先されると思いますけれども、それが間に合わない場合ないしは特別な場合には、脈拍を速くする薬を使う事もございます。
こちらが実際のペースメーカですけれども、これが本体でございまして、中にIC回路と電池が入っております。
これに電極が2本ついておりますが、1本は心房に入りますしもう1本は心室に入ります。
これが心房と心室の壁につきまして、更にそれらの筋肉の中に入り込んでいく。
それによって安定化するという状態になります。
こちらにもほかのタイプのペースメーカがございます。
いろいろな形があって大きさもさまざまで、一番小さいので12gぐらいという事になります。
多くの方が使っていらっしゃるんですね。
年間に5~6万人の新たな、ペースメーカの植え込み患者さんが発生しておりますし、現時点で50万人ほどご使用になっていらっしゃいます。
体内の装着のイメージをこちらの図でご説明頂きましょう。
どのように植え込むかという事ですが、利き腕と逆の方向の鎖骨の下に植え込む事になります。
皮膚を4~5cm横に切りまして皮下まで開けまして、ここにペースメーカ本体を入れます。
そしてリードですけれども、心房心室に入れる事になります。
これはどれぐらいの時間かかる処置でございましょう?
大体2時間ぐらいで手術は終わる事になります。
入院は?
入院の期間はペースメーカのリードの安定化、傷がどの程度癒えるかという事になりますけれども、約1週間という事になりますね。
さてペースメーカを使う上で注意点はありますか?
まず患者さん自身が自分の脈が、ペースメーカの設定どおりきちんと打っているかどうか、それを見て頂きたいと思います。
私たちはそれを検脈というんですけれども、例えば親指のところに、橈骨動脈があるのですがここに手を当てて、こういうふうにして見て頂く。
1分間に60の設定であれば、60という感じになろうかと思います。
これを日常しっかりチェックする。
ご自身でやるという事ですね。
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