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男性ホルモンの補充で前立腺肥大症の方が悪化する場合も

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もし悪くなった場合は再度の補充が必要になりますので、ご相談頂きたいと思います。
外からこうしたホルモンを補充する訳ですから、副作用の心配はございませんか?
そんなに長期間補充する訳ではございませんので、大きな副作用はあまりございません。
ただし前立腺肥大症の方が悪化する場合や、赤血球が増えるという多血症の問題がございます。
しかしそもそもこうした治療を受けられないという方は、あるんでしょうか?
今お話しました前立腺がんの方、あるいは前立腺がんのリスクが非常に高い方、あるいは重度の前立腺肥大症の方は、治療を受けられないと。
つまり前立腺のがんは男性ホルモンの影響で、増殖する事が分かっているからですね。
こうした男性ホルモンを補充する方法以外の治療法はあるんですか?
男性ホルモンの低下がさほどでもないのに、症状が強い方の場合はホルモンの補充と共に、あるいは単独療法として漢方療法を行う事もございます。
漢方につきましては、柴胡加竜骨牡蛎湯はうつやED勃起障害に効果がある薬剤。
あるいは体力気力の低下に効果がある、補中益気湯という薬剤を使う事がございます。
こうしたホルモンを補充したり漢方を併用したりという事で、治療の効果はどれぐらいの方に出るものでしょうか?
これもなかなか難しいんですが、評価法を何でするかによって奏功率が変わってくるんですが、一般的には5~6割の方で効果があるといわれています。
という事は残念ながら効果が出ない方もあるという事ですね。
残念ながら効果が出ない方につきましては、例えばうつが強ければ心療内科の先生と相談するとか、総合的に治療を行う必要性があると思います。
男性ホルモンを減らさないために日常生活で、私どもも気を付けていける事はございましょうか?
必ずしもこういった生活をしたら男性ホルモンが増えると、言い切れるという事ではございませんが、例えば食事ですね。
たんぱく質が非常に少ない食事を続けてとられますと、男性ホルモンが減るという事が言われますね。
例えば肉や魚をしっかりとって頂く。
あるいは散歩ジョギング等の適度な運動を行って頂く。
あるいは人とよく会話する。
楽しい時間を共有する。
あるいは生きがいですね。
何か趣味を持って生きがいを持つ事で、男性ホルモンが増えるといわれています。
2日間LOH症候群について伺ってまいりました。
男性ホルモンが減る事でいろんな症状が出る事を、やっぱり知っておきたいですね。
そうですね。
ただLOH症候群はまだ歴史が浅い病気でございまして、認知度も高くありません。
ですので自覚症状がないまま、体調の不良をお感じの方はできればご家族と共に、専門外来の方を受診頂きたいと思います。